2012年7月29日日曜日

猛暑のジャム


昨夜は、ことし初めてエアコンをつけて寝ました。昼間に我慢するのは平気なんですが、寝ている間だと知らないうちに熱中症になってしまいますからね。特に大酒飲みは、ただでさえ水分が不足気味なので要注意です。お陰でよく眠れました。ずっと睡眠不足気味だったので、爆睡でした。

元気を取り戻して、午前中はジャム作りに励みました。数日前に、ふぐしまの桃がひと箱、捨て値同然で売られてたのを救い出してきました。ふぐしまというだけで避けられているのですかね。他県産だと、その数倍の値段でしたから。そういえば去年も大喜びで買って、大量のジャムを作ったものです。それに味をしめて、再チャレンジとなったわけです。


 今年は去年より量が多くて、アルミの大鍋で煮込みました。それも鍋から溢れんばかりの量で、焦げないように掻き回し続けるのは大変な作業です。午前中だというのにすでに戸外は猛暑、キッチンは風通し良いのですが、鍋の前では汗がしたたり落ちる暑さです。その甲斐あって、ことしもおいしいジャムがいただけます。


近頃盛んにふぐしまの農産物のキャンペーンをやってます。かわいそうに、去年はきっと散々だったのでしょう。素人だから滅多なことは言えませんが、果樹や野菜の農産物に関しては、そんなに気にすることないのにと思います。そんなものより、へそ曲がりの私にとっては、需要が集中する時期のウナギなんかのほうを、気分的に避けてしまいます。食品の安全性から言うと、甘くもなく、柔らかくもなく、脂肪の少ない、そして現代人に不評の食べにくい食べ物を選ぶのがベターでしょう。今の時期なら、ウナギよりドジョウが良いのじゃないでしょうか。美味いですよ、どぜう鍋。もっとも最近は食べさせる店も少なくなって寂しいかぎりです。

2012年7月21日土曜日

肌寒い日



梅雨明け宣言があったと思うと、いつの間にか梅雨に逆戻りと、意外によくあるパターンです。だけど連日の猛暑でへとへとになっていたので、疲れをとるにはちょうど良かった。あと数日酷暑が続いたら、完全にダウンしていたところです。

今日はミソの定期点検。湿気の強い雨の日は、よく匂って好都合です。ここまでは目視と匂いを嗅ぐだけでしたが、今回は味見もしました。味噌汁で試しましたが、まあ大丈夫でしょう。去年の熟成ミソが心細くなってきたので、今年のミソも併用しつつ、秋にはうまくバトンタッチできたらと考えてます。

2012年7月16日月曜日

連休の手仕事 2


 土用干しをしています。フライング気味ですが、なにぶんおおざっぱでせっかちな性格なので、カレンダーには無頓着です。特に一日家にいる連休でもなければ、そもそも土用干しなんてできませんしね。

連日猛烈な熱風が吹きつけるので、梅干しが飛んでしまわないように、ザルの真ん中に梅酢の入った瓶を重し代わりに置きました。梅酢も消毒しなくてはならないので、ちょうど良いのです。それでも重さが足りなくて、たびたび風に煽られて気が気でありません。


出来上がった梅から順番に取り込みます。完熟した梅は、皮が薄く、中身はトロトロの状態に変化してます。既に全体の3分の1くらいが完成です。いくら干しても一向にものにならない駄目梅は、3キロ中たった1個だけ。しかし残り3分の2は、まだまだ干す必要があります。真っ先に出来上がった梅干しを食べてみたのですが、フルーティな風味が残るとても爽やかな味でした。

2012年7月15日日曜日

連休の手仕事

連休というのに大変な猛暑。昼間は家の窓をすべて全開にして風を通すようにしているのですが、風が強すぎて部屋中が砂埃でザラザラしてます。長い東京暮らしで大抵のことは慣れてますが、梅雨明け前後の強風を伴う暑さというのは、未だに不愉快の極みで慣れることができません。

そういう時は、どこかに出掛けるより、家の中で汗を拭き拭き手仕事に励むのが一番。ということで、昨日からTODOリストをひとつずつ消化しています。大物で消化したのは、ずっと気になっていた辞書の修理。自分のじゃないので、早く修理してくれとせっつかれながら、無精して長らく放置していたのです。


 学生の頃からコピーや原稿などを製本する必要があったので、素人ながらこの手の作業には詳しい。だから、逆に壊れやすそうな本なんかもおおよそ見当がつきます。くだんの辞書は、分厚いくせに厚手のボール紙でがちがちに固めていたので、いずれ駄目になるのじゃないかと予想してたところが、思っていた以上に早く壊れてしまいました。


そこで、表紙のボール紙をはがして薄いのに交換し、外れた部分を付け直して、読みやすく使いやすい本に作り直しました。このように書くと簡単に見えますが、本の状態に応じて工夫する必要があるので、どうしてもちょっとしたコツや慣れが必要になります。今回は、本当に久しぶりの作業だったので、注意すべきことなどいろいろと忘れたこともあり、自分では今ひとつの出来映えとなりました。

後で調べ直してみたら、懇切丁寧に修理法を解説しているところがありました。先に確認しておけばよかったと、ちょっと後悔しています。

2012年7月13日金曜日

今月の成績と、冷蔵庫のこと


今月の電気使用量、147kWh。前年同月比-27%、となりました。昨年と比べて、特別に節電努力をしているわけではありません。ちょうど1年前に冷蔵庫を、次いでこの5月に省エネの温水便座を買替えたことが効いています。もともとの電気消費量が少ないから、家電を最新型にするだけで派手に節電効果が現れるというわけです。

冷蔵庫を買い替えて、丸1年が経過しました。はじめは10年くらいで元が取れればいいと考えていたのですが、実際はひと月あたり1000円程度の節電効果があったので、都合約5年で元が取れることになります。メイド・イン・チャイナという不安要素はあるものの、用心のために5年間の品質保証を付けているので、最悪でも「安物買いの銭失い」にはなりません。もっとも性能は期待せずデザインで選んだ商品なので、最初からある程度の覚悟があり、むしろ1年間故障なしできただけでも儲けものという感じです(笑。

なぜそんな危なっかしい冷蔵庫を選んだかというと、日本製の冷蔵庫にはまったく魅力がなかったからです。目先のちょっとした便利さだけがウリになっている日本の家電メーカーそのものに、敢えて応援したいという気概が感じられないからでした。消費者にとって魅力ある商品を出せなくなった会社は、いずれは淘汰されるであろうことは、競争社会の必然です。多少値が張っても、どうしても欲しいと思わせる商品が、日本のメーカーから出てくるのは一体いつのことでしょうか。と、いつもの愚痴になってすみません。

2012年7月7日土曜日

ダウンサイジング!


とある女優さんの生前のエッセイで、老年期を迎える準備のために、身の回りの品々を徐々に処分しているという記述がありました。最後には家屋敷も処分して、こぢんまりとした集合住宅に移り住んだ、とも記憶しています。二十歳かそこらの頃に読んだのですが、その文章はずっと頭の片隅に刻み込まれています。

父を亡くして一年になりますが、一番面倒だったのが父が残したモノたちの処分でした。老い支度が苦手だったのかもしれないし、年をとって面倒になったのかもしれません。家族からするとガラクタ然としたのが山のように出てきて、それを処分するのに大変な労力を使いました。元気なうちに、ちゃんと老い支度を済ませてくれていたら、どんなに楽だったろうかと思います。

自分もようやく老い支度を意識すべき年齢に差し掛かってきました。いま心がけているのは、できるだけ小さく暮らすということ。数量ばかりでなく、サイズそのものにも関心が向いてます。たとえば、年齢に応じて意識的にカロリーの抑制が必要なように、暮らしを支える道具の大きさにも注意したい。じっさいに、以前は頻繁に使っていた大型の食器は、現在はまったく不要になってしまいました。そういうわけで少しずつ、モノのダウンサイズを進めています。


トップの写真は、現在愛用している子ども用のマグ。おとな用と比べると8割程度の分量です。初めは量の不足を感じてましたが、直に慣れてしまいました。下の写真は、酒を飲むコップ。旅先の地方で広く使われていたのを気に入って、それ以来使っているものです。通常のコップより小さく、これで少しは酒量が減ったかもしれません。

2012年7月2日月曜日

休日の雑用

「忙しい」とは心を亡くす状態だから、あまり好ましくはない、って言いますね。だけど決してそんなことないと思う。むしろ凡人は、できるだけ雑用を抱えて、それこそお迎えが来る直前までバタバタと忙しくしているほうが幸せじゃないでしょうか。自分でできることは他人に頼らず何でもやる、できそうにないことだって果敢にチャレンジする。そういう癖を、若く元気な頃に身につけておかないと、なんといってもリタイヤした後が辛い。そういう思いもあって、休日は前向きに雑用を楽しむことにしています。


休日の雑用、その1。半月ぶりの味噌チェック。味噌を仕込んで、ほぼ半年になりました。次第に褐色の部分が広がってます。袋を開けると甘い味噌の香りが、鼻腔を強く刺激します。味噌に雑菌が入らないよう、袋全体を丹念に消毒しました。おそらくあと2ヶ月程度で食べられるようになるでしょう。



その2、梅干し。先週発見した、最終入荷の梅があまりに上等だったので、思わず手を出してしまいました。それで急遽、追加の漬け込みです。二人暮らしにしてはたくさん漬けてしまいましたが、梅干しを貯金すると思えば平気です。


そして、夏野菜の準備。そろそろ暑くなり蚊も出てきたので、ホームセンターで夏野菜の苗を買ってきました。窓の全面に大きくネットを張って、野菜の収穫と日陰の獲得の両方を狙ってます。例年、夏はどこにも出かけない代わり、自家栽培の野菜サラダをふんだんに楽しむことができます。果てしなく暑い夏に、今ではそれだけが楽しみなんです。