2015年10月21日水曜日

部屋を見に行く


今ちょうどいい物件が出ているので急いで見に行けば?という知り合いからのメールを受け取りました。
このごろ都心では手頃なマンションがなくなり、良い物件はすぐに売れてしまうということ。
とにかく社会見学のつもりで、おすすめの部屋を見るだけでも見てみようということになりました。

物件は駅に近く、最新の耐震設備を有する大型マンション。
部屋に着くまで幾重にもセキュリティーがかけられ、玄関には鍵が二つという念の入れよう。
高層階の中ほどの部屋でしたが、窓の外には都心のビル群の風景が大きく広がっています。
付属施設としてはスポーツジムにスタジオ、図書室に宿泊施設という至れり尽くせり。
まあ、自分には別に要らないんですがね。

部屋の広さは、ふたりで住むには十分すぎる。
しかし、そのわりには台所が狭っ苦しく、不自由極まりない。
トイレも妙に窮屈だし。
その反面、無駄に広々としたリビングというのも、何のためか理解できない。
どこかバランスが悪く、ちぐはぐだ。

結局、ものとしては悪くないですが、暮らして楽しいかというと、私にはちょっと疑問が残りました。
確かにセキュリティとか防災というレベルでは、今のボロ屋とは月とスッポン。
しかし、住居には何はなくともこれだけは素晴らしい、という魅力が必要。
今住んでいるところにも、曲がりなりにもそんな魅力があるので、わざわざ大きな負担を背負ってまで引っ越す気力が湧きませんでした。

ただ一点、広々と清潔な地下駐車場は羨ましかった!!
洗車したり、修理をしたりするにとても便利ですし、地下駐車場に自宅からエレベーターですっと降りてこられるなんて憧れますね。
そういう映画やドラマに出てくるような暮らし、夢と言っては大袈裟ですが、まあ理想と言っていいのではないかと思ってます。
何となく後ろ髪を引かれる思いです。


2 件のコメント:

  1. ギャンブラー24.10.15

    私も、昨冬見に行った熱海のマンションを買っていたら、今頃は……と思うことがあります。あの稀に見るリビングからのオーシャンビューを逃したのは失敗だったのではないかと。
    でも、昨今の基礎杭問題までいかなくても、買ったら買ったでいろいろ不満も出てくるんでしょうね。家は、憧れる存在のままがいいのだ、と最近は無理やり思い込むようにしています。

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  2. ギャンブラーさん
    見逃したって、ぜんぜん大丈夫じゃないでしょうか。
    あの辺りは住民の高齢化が進んでいますから、これからも良い物件が出ると思いますね。
    事情通の不動産屋が言うには、2018年まで待てば俄然買い手優位になるのだそう。

    ちなみに、私がいつも見ている楽しいサイトがありまして。
    http://www.realtokyoestate.co.jp/
    ときおり、伊豆でも素晴らしい物件が出ていますよ。
    色々と妄想を膨らせて下さい(笑。

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