2008年2月1日金曜日

ストーブを止める

灯油の高騰で、この冬から、石油ストーブを使うことを止めた。石油ストーブは維持管理が面倒だし、換気や臭いの問題などいろいろとあるのだが、そのような不便さも含めて、冬の情緒として日常生活に取り入れてきた。だが、エアコン暖房の便利さを退けて、適度な面倒臭さを楽しむという暮らしも、コストとのバランスが崩れてしまっては不合理なだけである。将来、ありそうにはないことだが、灯油の値段が下がるまで、長年愛用のストーブはお蔵入りとした。

暖房をエアコンにした場合、暖房能力はどうしてもストーブに劣るので、今までより1枚余分に重ね着をした。しかし、それだけでは足下が寒いので、さらに別の対策が必要となった。炬燵を置けば話は早いが、自堕落になりそうなので、こちらは却下。妥協策として、リビングに電気カーペットを敷くことにした。電磁波は大丈夫なんだろうかと言いながら、カーペットでのうたた寝の心地よさを知る。

だが、それだけでは、まだまだ足りない。特に書斎にしている部屋は、窓面積が広いため、夜間の寒さが厳しいのだ。二重サッシにすればいいことは知っているが、借り物なので大げさな工事は駄目なのである。なんとか簡単にできる対策はないものかと調べると、窓の直下にヒーターを置くことで、問題が相当程度に解決することを知る。ヒーターの作る上昇気流で、一種のエアカーテンを作る理屈である。

半信半疑で、試しに1台だけ取り寄せて、机脇の窓で使ってみると、意外に効果があることがわかった。窓際の気温は、設置しない場合と比べて4、5度くらいは暖かくなった。以前は机に1時間も向かっていると、手や耳が冷えて辛くなったものだが、ヒーターを入れてからは、そういうこともなくなった。特別な宣伝広告はなされてないが、外観は地味だがなかなかどうして、優れものの暖房器具である。

4 件のコメント:

  1. 匿名3.2.08

    私も全く同じことを考え、エアコンに戻りました。最近の機種は省エネで優秀です。
    しかし、乾燥や瞬間的に暖かくならないので物足りず、結果、今も石油と併用してます。
    気になっていたものを紹介してくださってうれしいです!これ、カーテン閉めてちゃ意味なしですよね?消費電力も少ないですし、魅力的ですね。これも併用したら南国気分になりそう。笑)

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  2. 匿名3.2.08

    いくらさん、
    こんばんは。
    今日のように寒い日は、エアコン、やっぱり駄目ですね。こんな日は、灯油をがんがん燃やして、ストーブの前でアイスクリームを食べるのが一番の贅沢なんだけどなあ。

    それから、このヒーターは暖房というより、窓からの冷気をシャットアウトするものなので、カーテンと床の隙間が大きい場合などにも有効的です。もちろん結露の防止にも役立ちますよ。

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  3. 匿名4.2.08

    いい製品の紹介ありがとうございます。
    会社の窓際の人たち(窓際族ではありません)が寒く、エアコンの設定温度が高いので、窓際でないこちらはそのあおりで暑くてたまらず。
    早速、会社に提案し、テストで2本入れてみることにしました。

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  4. 匿名6.2.08

    leftyさん、
    どういたしまして。

    わたしも、空調ダクト近くのデスクで何年か過ごしましたが、気持ちいいものでありませんでした。
    夏寒く、冬暑く、送風も不愉快だし。
    窓際の皆さんが、少しでも快適になられたらいいですね。

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