「新型のスマホが出たら、型落ちした安いのを買うのがドイツ人」という笑い話があるそうな。当たり前にそうしたボクは、外見はともかく中身は丸っきりドイツ風。
5年前にiPhoneを手に入れて不満なくこれまで来たものの、ここにきて突如始まったキャッシュレス騒動。スマホを使ったコンタクトレス支払いを見せられ、このままでは世の中に置き去りにされると焦った。
とは言うものの、最新機種にはさらさら関心がないので、安くてちゃんと使えるなら旧機種でもノープロブレム。それに今使っているのと見た目も操作性も同じ方が、年寄り的には安心感もあるし。最新型は、それ自体がストレスなのだ。
そこで今秋iPhone6からiPhone8に乗り換えたのだが、あまりにも代わり映えしなくてちょっと残念。並べてみると、どっちがどっちなのか区別がつきにくい。少し重くて触ってつるりとした方が8、そうでないのが6。せめて色でも変えた方が良かったのかな。
でも、新しいiPhoneにクレジットカード情報を入れ、小売店でピコッとやって、ああ、これでやっと世間に追いついたという喜びには代え難い(笑。これからは現金もクレジットカードも携帯せず、あっちこっちでピコッとやりまっせ。
古いiPhoneはどうなったかというと、2度目の電池交換をして、毛嫌いしていたLine専用端末にした。持ち歩くつもりはないので、さしあたり固定電話代わりです。これで周囲の文句が減ればいいのですけど。
電池交換は、初回はおっかなびっくりでしたが、2度目は易々と。ちょうど2年半に一回の割合で交換したことに。それにしても、古くとも性能的にはまだ十分で、「ピコッ」のためだけに買い換えたのは無駄使いだったかもしれません。
さて次の5年後は、どういうスマホになるのやら。
2019年10月20日日曜日
2019年3月12日火曜日
椅子を見にいく
誕生日プレゼントは何がいい?と訊ねられ、ぼちぼち新しい椅子がほしいと答えた。
今の椅子はクッションが駄目になり、修理のため板を敷き直したもので、長く座っているとお尻が痛くなるのだ。
以前から気になっていた椅子があったので、ショールームへ見学に行った。
狭い部屋にはちょうど頃合いのサイズで、しかも長時間座っても疲れにくいデザイン。
この椅子、なんでもアメリカの超大企業の新本社に何千脚と納入されたという。つまり座り心地はお墨付きということ。
さらに材質や、塗装、シートの種類もいろいろ選べて、どのように組み合わせるか考えるのがまた楽しい。
お目当ての椅子は、もちろん気に入ったのだけど、周りに展示している椅子もいいんだなあ。小気味よいスツールも楽しいし、ゆったりとしたラウンジチェアも素敵だ。
オットマンに足を投げ出し、姿の美しい椅子に身を沈め、音楽を聴きながら酒を飲めたらどんなにいいだろうな・・・。
狭い我が家では、まあ見果てぬ夢なんですが。
今の椅子はクッションが駄目になり、修理のため板を敷き直したもので、長く座っているとお尻が痛くなるのだ。
以前から気になっていた椅子があったので、ショールームへ見学に行った。
狭い部屋にはちょうど頃合いのサイズで、しかも長時間座っても疲れにくいデザイン。
この椅子、なんでもアメリカの超大企業の新本社に何千脚と納入されたという。つまり座り心地はお墨付きということ。
さらに材質や、塗装、シートの種類もいろいろ選べて、どのように組み合わせるか考えるのがまた楽しい。
お目当ての椅子は、もちろん気に入ったのだけど、周りに展示している椅子もいいんだなあ。小気味よいスツールも楽しいし、ゆったりとしたラウンジチェアも素敵だ。
オットマンに足を投げ出し、姿の美しい椅子に身を沈め、音楽を聴きながら酒を飲めたらどんなにいいだろうな・・・。
狭い我が家では、まあ見果てぬ夢なんですが。
2017年5月7日日曜日
連休のお楽しみ。
連休を利用して部屋の片付け、ガーデニングに勤しむのはいつものこと。
あとは昼間っからビールを飲んだり、本を読んだりと、勝手気ままな時間を過ごしている。
例年、まったく代わり映えのしない過ごし方だが、しかし今年はほんの少し、お楽しみを付け加えた。
それは、「世界一おいしいご飯が炊ける」という気合いの入った炊飯器でいろんな料理にチャレンジしてみること。
気になるデザインは可もなく不可もなく、ホーロー鍋とIHヒーターを合体させたらやっぱりこうなりましたというカタチ。
どっしりとした重量感があり、それなりに場所を取るのは仕方ないか。
狭い台所では、存在感がありすぎかな?
世界一、世界一と呟きつつ炊き上がりを待ったご飯に、やっとご対面。
最初に撮影した写真はピンボケだったが、現物のご飯はシャキッとした粒立ちが素晴らしい炊き上がり。
そして肝心の味はどうかというと、食感が少し硬めかなという感じる以外は正直よくわからない。
きっと上等のお米なら違うのだろうけど、普段使いの安いお米なので、まあそれなりにというところだね。
ご飯を炊くことよりむしろ、IHヒーターの温度管理が容易なことを利用して、ずぼらな煮込み料理を作ることに関心がありました。
低温で長時間、コトコトと気長に煮込む料理だと、途中で火が消えたり、逆に焦げ付かせる心配もなく、その時間をほかの用事に回せるからです。
早速に手がけたのが、手羽と大根の煮物。
まずは手羽に焼け目を付け、次に大根と調味料を放り込んで蓋をして、後は低温にセットしてのんびりと出来上がりを待つ。
ずぼらの極みですが、これがいいあんばいに仕上がります。
お次はスジコン。
下調理したスジにコンニャクと調味料を合わせ、気長に気長にコトコトと煮詰めるだけ。
なのに、あんまりにも美味くて、思わず日本酒を買いに走りました。
低予算で、しかも手間を掛けずに美味しい料理を作る。
そういう目的にぴったりの、理想的な調理器具です。
更に、ホウロウ鍋自体が、直火でも使えるというのも、また嬉しい誤算でした。
2016年9月30日金曜日
いま時の大衆実用車に驚く
「大衆車」を意味する海外ブランドの、その中で最も実用的なクルマを購入しました。
つまり、「大衆向け実用車」という色気も素っ気もないクルマ。
というのも、見栄やはったりとは一切無縁の、日常生活の道具として相応しいクルマが欲しかったからです。
前回も述べたところですが、急に買替えが必要となり、感情ではなく論理を詰めればこれしか選べないだろうという、ある意味きわめて消極的な判断で決まったクルマでした。
おまけに我が家の周囲でも、同じ理由で選ばれたに違いない同じクルマがごろごろと生息しており、なんとなく諦め半分の買い物でした。
ところがいざ運転を始め、次第に慣れていくにしたがって、すべてが感心することばかり。
試乗時の印象以上にずっと軽快で、走る曲がる止まるの動作に何の不満もない。
いや不満がないという言い方は不適切か。
感覚的に言うと自分の運転技術が、3割程度上達したような気分を味わってます。
もっとも、つい先日まで20年前のクルマを運転していたのだから、それより悪いということはあり得ないわけですが、何の違和感もなく乗り替えられ、かつ運転が楽しいと思えるのだから、自分にはこれ以上望むことは何もありません。
良いクルマの条件とは、煎じ詰めればたった一つ、長距離を運転しても疲れないことです。
そこで今回、遠方での用事にかこつけ1500キロの長距離ドライブを行いました。
結論から言うと、期待通りほとんど疲れを感じることがありませんでした。
最大の理由は、高速道路を自動走行したので無駄な労力を使わなかったこと、また視力を酷使する夜間走行が信じられないほど楽だったことです。
また、車両の加減速、車間距離の調整、ブレーキ操作が自動で行われるため、足を常時操作ペダルに置く必要がなくなり、悩みの種だった足の疲労がなかったことも大きい。
走行レーンを外れないようにハンドルに手を添え、突発的な事態だけに注意を払っておけば良いだけなので、体力、集中力が落ち気味の中高年にはぴったりのクルマと言えるでしょう。
ここでの技術的な解説はこちら→
ちなみに燃費は、高速道路を平均時速100キロで走って、リッター20キロという驚異的な数字。
人の感情混じりの運転でなく、コンピュータが計算尽くで運転するのだから燃費が良いのは当たり前でしょうが、いくら走っても燃料計の針が少ししか動かないというのが不思議な気分でした。
そして、効率的な社会を作るには、人工知能に委ねるべき分野も多く、もっとも非効率な人によるクルマの運転がまさに該当すると感じました。
体に優しく、しかもお財布にも優しいという、驚くべき今どきの実用大衆車。
これまで前世紀のクルマしか知らなかった自分にとっては、文字通り理想的と言って差し支えないレベルのクルマでした。
これから更に10年後を想像するなら、市街地での自動運転が当たり前になり、たぶん人々はクルマへの関心を失い、自分で自動車を所有する意識も無くなるだろうという気がしています。
2016年8月14日日曜日
三代目のクルマ
春を迎えて急に調子が悪くなってしまった「前世紀号」、夏に入ってもはやこれまでという状態に至りました。近所ではすでに同型のクルマを目にすることもなくなり、何ヶ月かに一度、たまに路上で遭遇することがあると、何となく互いに意識して併走、追走することも度々でした。そんな楽しい体験も、今夏でおしまいです。
いつかは今日の日がやってくるのを予想して、折を見ては三代目候補の試乗を繰り返していました。条件は3つ。サイズはできる限り小さいこと、普通に美しいこと、運転して楽しいこと、です。前回にも書きましたが、左足ブレーキが前提なので、以上の条件を満たすものを輸入車の中から探すことになりました。
小さいクルマであることについては、言うまでもなくクルマは社会によって支えられているのだから、社会の迷惑になるようなサイズであってはならないという考えからです。普通に美しいということも同様で、社会に不快感を与えるような、たとえば町並みと調和しないようなデザインは、自分にはとうてい許容できません。運転の楽しさは・・・・、もし運転が楽しくなければ、もはやクルマを所有する理由はないのではないかと。レンタルでもシェアでも不都合がないというか、経済的合理性で考えればむしろそうすべきだと思うからです。
これらの条件を満たすようなクルマばかりならいいのですが、そこは大量生産を前提とした耐久消費財の悲しさよ。多分に少数意見的な自らの価値観と一致する都合のよいクルマなどありません。逆に、デカくて、ラグジュアリーで、セクシーで、自己顕示欲を十分に満たすような素晴らしいクルマならばいくらでも。特に発展途上国で激増するお金持ちに望まれるようなクルマを売ることが、企業にとって最重要課題になってしまった今では、古い価値観を持つ人々が満足するクルマを探すことは一層難しいのではないでしょうか。
これまでに試乗して記憶に残ったクルマを記しておきます。最初に、サイズにも美しさにも目をつむり、それでも買いたいと思ったのは、運転そのものが非常に楽しかったフォードのクルマ。ドライバーの思いのまま機敏に動作する爽快感は、今まで乗った中では出色、ダントツでした。これがもし国産メーカーから出てたらヒット間違いなしだったと断言してもいい。それで迷わず三代目のクルマとして決めたところが、会社の突然の撤退でいきなり梯子を外されました。日本市場では、有名じゃなし、オシャレでもなし、地味さが取り柄のブランドは消えゆくのみ。そういえばオペルなんかもそうでした。
つぎに、3条件はなんとか及第点だけど、それでも不安感を払拭できなかったのがフィアットのクルマ。近所をコロコロと転がすだけなら全然問題ないですが、高速道路の追い越し車線を突っ走るとなるとどうなんでしょう?むろん高速は走らないという選択もありますが、ウチの場合むしろこれから高速道路を使う機会が頻繁にあると予想しているので、やはり性能の余裕は欲しいところです。それでもやっぱり惹かれます。
自分も高齢化することを踏まえ、老人が安心して運転でき、使い勝手も良さそうなクルマとしてピックアップしたのがルノーの新型車。乗り込んでハンドルを握ることは出来たものの、実際に試乗して走り回ることはできませんでした。フィアットと同じく、日常の足としては最高、しかもデザインが威圧的でなく楽しげなところが気に入りました。しかし、安全装備の不足感は否めず、それがかなり残念。もし自分が20代の若者なら、最初に買うクルマとして迷うことなく選んだでしょうに!
初代と二代目は、何の迷いもなく直感的に決めることができ、その後も少しの後悔もなく、最後の最後まで愉快に付き合うことが出来ました。そして三代目。クルマに対する社会のニーズは変化し、私たち自身も年齢に応じたニーズの変化があります。その両者のズレの大きさが、選択肢を狭め、積極的に選択することの難しさを招きました。それで今回は、これまでのような直感ではなく、理詰めの、消去法的な選択です。そしてもちろん、理詰めだの消去法だのといった後ろ向きの選択は、それはたいてい誤っているという経験則を飲み込んだ上での判断でした。
悪いクルマじゃないのですが、自分にはどこかよそよそしく愛嬌がない。愛嬌がないということは、無意識に粗探しをしてしまう、選んだのはそういう種類のクルマです。なのに世間ではけっこう人気があるらしいのです、たぶん運転しやすいからでしょうかね。
2016年7月12日火曜日
「無料お試し」を利用する
いきなりハードディスクレコーダーが不調になり、新しいモデルを買うはめになりました。
私は主に、ニュースにドキュメンタリー、情報番組などを録画して、夕食後にまとめて飛ばし観をするという使い方。
ゆっくりと番組を観る時間がないので、エッセンスを拾い上げる必要があるからです。
そこで面倒なのは、おそらく誰でもそうでしょうが、番組表から予約録画するという作業。
数日おきに、番組を取捨選択しながら、リモコン片手に指の運動をするのが苦痛で仕方がない。
しかも古い機種なので、操作時の反応が遅く、これが結構ストレスになっていました。
たまたま、指定したチャンネルを24時間丸ごと録画するという便利な録画機の存在を知りました。
これで面倒な予約が不要になり、後から必要な番組だけをピックアップして鑑賞すれば良いのです。
私の場合は、公共放送だけでも丸ごと録画すれば、かなり予約の手間が省けるということに気づいた。
しかし便利な代わりに値段が張るので、いきなりそっちに飛びつくのは、ちょっとした冒険です。
それでメーカーの無料お試しサービスを使って、約3週間、実際に使い心地を確認しました。
http://panasonic.jp/diga/campaign/brx4020/rental/
実際に使用した感想ですが、確かに予約の手間はなくなります。
しかし今度は、録画した番組を探すのが大変でした。
およそ2週間分の番組が常時録画されていて、その中からお目当てを探す手間は、意外にも予約の手間とそれほど変わらない。
操作に習熟すれば、もっと要領の良い方法があるみたいですが、半月以上使って使えなければいくら時間をかけても自分には無理。
これまで長らく使ってた機械だって、その能力の半分も使えなかったのですから。
もっと単純に直感的に操作できたならよかったのですが、多くの機能を望まない私にはかなりハードルの高い機械でした。
値段からすると高級機の位置づけになるのでしょうが、高級だから多機能という古くさい価値観にはついていけません。
割り切って、デザインや使いやすさにコストをかけるという途だってあるのと思うのですが。
それで結局、同じ会社の単純なレコーダーを購入することになりました。
前の機種とは機能的に変わりませんが、基本的な性能は格段に向上してます。
予約の際に動作がもたついた従来モデルと違って、さくさくと動いてほとんどストレスはありません。
くわえてハードディスク容量が大きいので、少しでも気になる番組があれば、残容量を気にせず気軽に予約できるというメリットもありました。
私にとって「無料お試し」ははじめての体験でしたが、未体験の商品を知る上でかなり得るところが多かったです。
私は主に、ニュースにドキュメンタリー、情報番組などを録画して、夕食後にまとめて飛ばし観をするという使い方。
ゆっくりと番組を観る時間がないので、エッセンスを拾い上げる必要があるからです。
そこで面倒なのは、おそらく誰でもそうでしょうが、番組表から予約録画するという作業。
数日おきに、番組を取捨選択しながら、リモコン片手に指の運動をするのが苦痛で仕方がない。
しかも古い機種なので、操作時の反応が遅く、これが結構ストレスになっていました。
たまたま、指定したチャンネルを24時間丸ごと録画するという便利な録画機の存在を知りました。
これで面倒な予約が不要になり、後から必要な番組だけをピックアップして鑑賞すれば良いのです。
私の場合は、公共放送だけでも丸ごと録画すれば、かなり予約の手間が省けるということに気づいた。
しかし便利な代わりに値段が張るので、いきなりそっちに飛びつくのは、ちょっとした冒険です。
それでメーカーの無料お試しサービスを使って、約3週間、実際に使い心地を確認しました。
http://panasonic.jp/diga/campaign/brx4020/rental/
実際に使用した感想ですが、確かに予約の手間はなくなります。
しかし今度は、録画した番組を探すのが大変でした。
およそ2週間分の番組が常時録画されていて、その中からお目当てを探す手間は、意外にも予約の手間とそれほど変わらない。
操作に習熟すれば、もっと要領の良い方法があるみたいですが、半月以上使って使えなければいくら時間をかけても自分には無理。
これまで長らく使ってた機械だって、その能力の半分も使えなかったのですから。
もっと単純に直感的に操作できたならよかったのですが、多くの機能を望まない私にはかなりハードルの高い機械でした。
値段からすると高級機の位置づけになるのでしょうが、高級だから多機能という古くさい価値観にはついていけません。
割り切って、デザインや使いやすさにコストをかけるという途だってあるのと思うのですが。
それで結局、同じ会社の単純なレコーダーを購入することになりました。
前の機種とは機能的に変わりませんが、基本的な性能は格段に向上してます。
予約の際に動作がもたついた従来モデルと違って、さくさくと動いてほとんどストレスはありません。
くわえてハードディスク容量が大きいので、少しでも気になる番組があれば、残容量を気にせず気軽に予約できるというメリットもありました。
私にとって「無料お試し」ははじめての体験でしたが、未体験の商品を知る上でかなり得るところが多かったです。
2016年5月29日日曜日
「スキットル」のこと
スキットル、という名の道具があります。
主にウィスキーを入れるための小型水筒です。
風の吹きすさぶ荒野に立ち、ツィードジャケットの内ポケットから、金属製のそれをおもむろに取り出し、中のウィスキーをちびりちびりと舐めて冷え切った体を温める・・・。
スキットルを見ると、ついそんな光景を思い浮かべます。
しかし、いくらウィスキーが好きだからといって、普段からスキットルを携帯するのは論外であり、せいぜい旅の鞄に忍ばせるという使い方が無難じゃないかと思います。
そんな考えから、スキットルというのは、私にとって長年不要の道具でした。
ところが最近、外出時に常時携行するための水筒として最適ではないかと思いました。
ひとつには、地震対策です。
5年前の震災では、大勢の人が徒歩で何時間もかけて帰宅しました。
交通機関が止まり、長時間身動きできない人も続出しました。
そういう非常事態において、手元に水筒があればどれほど心強いかと。
もう一つは、これからの猛暑の季節に。
のどの渇きを感じても、私はつい我慢をしてしまう。
自販機で飲み物を買い求めるという習慣もないので、真夏でさえ半日以上水分をとらないことがあります。
自分の年齢を考えると、やはりかなり危険なわけです。
そこでスキットルの出番。
しかし、市販の金属製は丈夫でいいかもしれないが、何しろ重い。
軽いチタンは、更に財布にも重い(笑。
いろいろと考えた末、水を入れるだけならプラスチックの使い捨てができるスキットルで十分だということに。
小瓶入りのウィスキーをリサイクルすれば、地球とお財布にも優しい。
で、小瓶入りのウィスキーなら必ずコンビニにあると当たりをつけ、ちょうどお誂え向きの商品を見つけ出してきました。
アーリータイムズ、200ミリリットルのペットボトル入り。
手頃な値段で、軽くて丈夫。
しかも、体にフィットするよう湾曲しているので、非常に携帯性がいい。
ウォーキングの際は、ボトルごと少し凍らせて持って行きますが、そのままでは断熱性に劣るので、捨てずにとっておいた小袋をかぶせて使ってます。
すべてリサイクル。
実用性に優れ、しかも「コスパ抜群」のスキットルのお話でした。
蛇足ながら、中身のウィスキーもそれなりに上等でした。
2015年10月27日火曜日
iPhoneとメモ帳
昨年の秋からiPhoneを使い始め、はや1年が経過しました。
何しろおじさんですから、ハイテク製品をそれほど器用に使いこなせません。
稼働時間で一番長いのは、なぜか音楽プレーヤーのアプリ。
あとはメールとマップ、万歩計、スケジュール管理、そしてEvernoteも頻度が高いかな。
肝心の電話は少々(笑。
大きな変化としては、写真はiPhoneで撮影することが多くなり、コンパクトカメラの出番がなくなったこと。
かつて、カメラは必要なときになければ意味をなさないと言われましたが、iPhoneを持つようになってその言葉の重みを実感しています。
よほどのプロ用かマニア向けでない限りは、これからカメラ専用機は消えてしまうのでしょうね。
あまり使っている人はいないと思われますが、私にとって読書管理アプリがとても重宝しています。
とにかく記録すべき本の情報は、これ1本で簡単に記録できるのが素晴らしい。
近ごろ物忘れが顕著になって、読んだ本をまた買ってしまったり、気になった本のタイトルを忘れたり、そういうミスを防ぐのに最適なアプリです。
メモ帳を、iPhoneで代用できないかと思ったのですが、これはちょっと無理でした。
図や表を簡単に書くのは手書きに敵うものはないですし、修正だって造作ないことですしね。
というわけで、私はiPhoneとは別に小型の手帳を常に身につけてます。
雑多な備忘録として使うには、やはり手帳が一番です。
そして近ごろお気に入りなのが、100円ショップのダイソーにあった、耐水紙のメモ帳(先頭の写真)。
耐水紙だけあって、手荒に使っても破れることがないので、尻ポケットに入れてもぜんぜん平気。
罫線がないので、フリーハンドで色々書くのにとても便利。
そしてこれだけのものがたった100円というのが素晴らしい。嬉しくって思わずまとめ買いをしたほどです。
平凡な結論ですが、デジタルとアナログをいかにバランスさせるかが、情報管理の肝だと思います。
そして、この100均のメモ帳が、いまのところiPhoneを補完するにベストのツールじゃないかと。
この二つで、私はそれまで愛用していたシステム手帳と縁を切ることになりました。
2015年9月10日木曜日
掛け時計とクルマ
結婚当初に購入した掛け時計をいまだに使ってまして。
見るからに丈夫そうで、機能に徹したデザインが気に入ったのです。
頻繁にモデルの変わる日本製にしては、例外的に商品寿命が長く、現在も全く同じ姿で販売されてます。
今では錆が浮いて、みっともない状態になってしまいましたが、新しいものに取り替える気はさらさら起きません。
誰かに自慢するようなものでもなく、これといった故障もなく元気に動いているのなら、古いというだけで取り替える理由は見当たらないからです。
つい最近まで、我が家のクルマを新しくしようと、頻繁にディーラー巡りをしていました。
しかし、どのクルマも魅力的ではあるものの、今ひとつ買い替えようという気までは起きない。
どれもみな我が家の古いのと比べれば、性能的には月とスッポンなのですが、なのにどうしても気乗りがしません。
あるときふと気がつきました。
わたしが望んでいたものは、単に新しいクルマではなかった。
知らず知らず求めていたのは、慣れ親しんで愛着があり、エンジン音だけでも微妙な調子が分かるくらい、自分だけが理解できるクルマ。
つまり今乗っているクルマこそが、無意識に望んでいたものだったというわけです。
前に乗っていた、私にとっては最初のクルマのことですが。
そのクルマは不運にも2度も大きな貰い事故に遭い、修理をしたものの車体のわずかな歪みから来るガタピシがどうしても直らなかった。
気に入って買ったはずのに、もういいやという投げやりな気分になって現在のに替えました。
それにも拘わらずその後ずっと、同型のクルマとすれ違うとき、微かな後悔の念と共にその後ろ姿を目で追っていました。
20年近い年月をかけて馴染んだ愛車を、自分にとってこれから更に価値が増していこうかという時に、むざむざ棄ててしまうということほど愚かな行為はないだろうと思いました。
古いからこそ得られる価値を、わたし自身がそれを理解できる年齢になったのです。
新車を求めるいうのは誰にでも、何度でも体験できる単純な楽しみだけど、同じクルマを長く乗り続けるということは、限られた人だけが体験できる極めて贅沢な楽しみじゃないだろうか。
長い理屈はどうでもいい。
誰かに自慢するようなものでもなく、これといった故障もなく元気に動いているのなら、古いというだけで取り替える理由は見当たらない。
クルマだろうが、掛け時計だろうが、結局は同じだということです。
2015年8月23日日曜日
暑かったので、扇風機
過去形とするにはまだ早いですが、今年の夏は辛かったですね。
例年ならばエアコンは夕食時だけで、就寝時は窓を開け放して寝るのが習慣でした。
ところが今年はエアコンなしではとても眠れる状態でなく、結局朝までつけっぱなしの日が続きました。
その結果、電気消費量は節電対策を始めた震災の夏以来、最大の増加を記録しました。
エアコンをつければ何とか眠れますが、慣れないため眠りが浅く疲れは蓄積するばかり。
これではさすがに体が持たないので、眠りを妨げない微風が送れ、しかも静かな扇風機がないかと探しました。
で、見つけてきたのが写真の扇風機。
ネットでの評判通り、微風ではほぼ無音で、しかもソヨソヨと吹く自然な風が得られます。
扇風機をつけて寝るのは嫌いだったのですが、これならば不愉快な思いをせずに寝れます。
結局のところ、就寝時の数時間はエアコンで、外気温が下がったころから扇風機を使うというのがバランスが良いようです。
他の扇風機に比べて値段は高めでしたが、オプションでコードレスにもなり、料理の際にキッチンに置いたり、風呂場の脱衣所に持ち込んだりと、意外にもコードレス扇風機は実用的でした。
しかもデザインがさっぱりしているというのも魅力です。
2015年4月27日月曜日
暮らしの生産性
結婚して以来、家事はそれぞれの都合に応じて分担するというのが暗黙のルールになってます。
たとえば繕い物はできない代わりに、家電等の修理はすべてこちら。
料理は7割方向こうですが後片付けはほとんどこちら、といった具合。
役割は決めてなくとも、手の空いた方が必要な家事を行うという感じです。
長年の習慣なので別に苦痛ではありません。
しかし、このごろ疲れが抜けにくくなり、面倒くさく感じることが多くなりました。
特に、部屋の掃除などは、無理にしなくたってそれほど困るわけでなし、自分たちが我慢すればそれで済むわけです。
そう思いながらも、だらしがないのはもっと嫌いだからしぶしぶ掃除してました。
あるとき家政婦さんか誰かにやってもらったら楽になるのにと思った。
毎日の掃除を代わってやってもらえれば、その時間を有効に使える。
そうだったら良いのになあ・・・・と。
そんなわけで念願の掃除係を雇い入れました。
人間じゃないので多少不器用ですが、余計な気を遣う必要がないのがなにより。
狭い家だけどモノはなく、バリアフリーの板張りなので、人間がするよりずっと丁寧に掃除してくれます。
こちらが他の用事をする間に、勝手に面倒な掃除を済ませてくれるのには感動ものです。
今後は任せていい仕事は積極的に誰かに任せ、無理せず暮らしの生産性をどんどん高めていこうかと思います。
少子高齢化に対応して、外国人労働者を積極的に招こうという議論がなされています。
確かに労働力不足を移民で補おうとする考えは理解できますが、その前に個々人ができることも色々あるのではないか。
もちろん労働のあり方もそうですが、むしろ日常生活で改善の余地は多いように思えます。
乱暴なようですが、たとえば家事に掛ける時間を限りなくゼロにすれば、これまで家事労働に従事していた人が新たに就業することが可能になります。
仕事をしながら子育てすることだって少しは容易になるでしょう。
これまで当然のことと決めつけてきた暮らし方を、徹底的に見直せば、塵も積もれば何とやらで意外に大きな効果が得られるかもしれません。
2015年3月10日火曜日
座りおしっこ、半数越え
などという珍しいニュースが出てましたが、実際ところはどうなんでしょう。
わたし自身がそうだったですが、大人になってから習慣を変えるのは抵抗がありますね。
にもかかわらず変えるきっかけになったは、家のトイレ臭が気になって、ならば異臭発生源である自分自身を何とかしようとしたのが始まりでした。
いまではすっかり習慣となり、外でも座らないと落ち着かないという状態になってしまいました。
しかし、普段から気をつけているにも関わらず、やはり微かに臭いが残ります。
トイレ掃除の際には、臭いの発生源を念入りに調べるのですが、原因がどうもよく分からない。
しかしエタノールを一面にスプレーすれば収まるので、おそらくどこか掃除の行き届かない部分で、雑菌が繁殖しているのでしょう。
それで今回取り付けたのは、トイレ専用の消臭器。
天井のライト内部に本体が仕込まれ、上部から消臭作用のある空気が降り注ぐという仕組みです。
一見オモチャみたいな装置ですが、これが意外に効果的。
何しろ狭い密閉空間で一日中消臭しているので、残るのは棚に並んだ本のにおいくらい。
おまけに「大」の場合、同時に作動する温水便座の消臭器と合わさって、上下から臭いを取り除くことになり、とても感動的な気分に浸れます。
ちょっと高いですがセンサー付きLEDライトのオマケだと考えると、けっこう得した気分になる商品でした。
座ってするなんて、男の沽券に関わるという御仁にはうってつけの品でないかと思います。
2015年1月24日土曜日
アラーム時計の修理
ドイツ製のアラーム時計が故障しました。
急に遅れるようになったため、新しい電池に入替えるも、状況は一向に改善せず。
何か調節ネジのようなものがないか探しましたが見当たりません。
しかも古いものなので、修理を受け付けていない模様。
まだ10年程度しか経っていないのに故障するとはがっかりです。
それより遙かに古い幾つかの日本製は、いまだ全くの故障知らずで元気に働いています。
ドイツ製の方は、以前に使っていたのも故障したし、今回で二度目。
デザインは好きなのですが、さすがに3個目は買う気が失せました。
おまけに最近はメイド・イン・チャイナになって、信頼性も余計期待できませんしね。
それでやっぱり信頼の日本製ということになり、いろいろと探してみましたが、相も変わらず醜悪なデザインのものばかりです。
箱に文字盤と針を取り付ければ終わりなのに、揃いも揃ってなんでゴテゴテと余計な飾りをつけるのか理解できない。
センス云々以前の、良識の問題だと思うのです。
時計の中身だけ交換することも考えましたが、それはちょっと難しい様子。
それで毎度のことながら、仕方なく自分で修理しました。
クオーツの回路は全然理解できないので、出来ることといえば歯車の動きをよくすることだけ。
ただし、小さな合成樹脂の歯車なので、どのような油を使うかが問題です。
そこで見つけてきたのが、ミニ四駆用のフッ素樹脂入りグリスでした。
歯車の詰まった透明ケースをこじ開けて、中の歯車に付いた油を拭き取り、代わりに爪楊枝でグリスをほんの少しずつ塗っていきます。
幸い部品点数は少ないので、面倒な作業もあっという間に終わります。
直らなくたって駄目元という感じで行いましたが、その後数日経っても遅れの出る気配はありません。
今後どうなるかは分かりませんが、一応修理はできたようです。
2014年9月28日日曜日
習うより慣れろ
歩くのに楽しい季節となりました。
スマホが万歩計代わりになると知ってから、ポケットに忍ばせて歩き回ってます。
歩数を記録するので、数字を出したく余分に頑張ってしまいます。
何でもグラフにして、自己目的的に突っ走るのは子どもの頃からの悪い癖ですね。
昨日今日と張り切りすぎて、今は膝が痛いです(笑。
真夏こそ、Tシャツにショートパンツ、トレーニングシューズですが、涼しくなると普通の街歩きのようなスタイルで歩きます。
たかがウォーキングに、これ見よがしという風な格好をするのが苦手なものですから。
いささか重いですが、靴底の頑丈なバスケットシューズを履いてます。
歩きながらスマホでスナップを撮る練習をしてます。
ディスプレイが反射でまったく見えないのには閉口します。
それに、目方が軽すぎのも厄介。
なんといってもシャッターボタンがないというのが、気持ちが悪いですね。
今後は、そういうのが主流でしょうから、先ずは習うより慣れろと・・・。
2014年9月24日水曜日
スマホに迷う
春先の出来事です。
満開の桜を眺めていると、傍の家族連れからシャッターを押してくれないかと頼まれました。
そこで手渡されたのがiPhone。
どう扱って良いか分からずにまごまごしてたら、スマホ使いの妻が横から取り上げて、たちどころに数枚の写真を撮影しました。
いやはやショックです。
思わぬ場面で、世の中から取り残された老人達の寂しさを味わいう羽目になりました。
これはいかんと猛省し、このたび新型モデルの登場にタイミングを合わせてiPhoneの予約をしました。
もっとも普段使いではガラケーに慣れているので、注文したのは海外で使う予定のSIMロックフリーのタイプ。
何しろ近ごろは、旅行者にとって、スマホがパスポートと同じくらいに重要な携行品になっていますからね。
今のところ品物の到着を待つばかりという状況ですが、ここに来てちょっと複雑な迷いが生まれてます。
販売初日のアップルの店頭の様子を伝えるニュースを見ていて、なんだか欲しくなくなってきたのです。
転売目的の連中が大挙押し寄せ、各地で騒動を起こしているそうです。
そんな野蛮人のほしがるものは、今更使いたくもないというのが正直な感想。
まだキャンセルする時間的余裕があるので、去年から妻が利用しているAndroidスマホを貸してもらい、休日のウォーキングに持って出ました。
ちなみに妻は電話とカメラ機能しか使ったことがありません。
地図を見たりEvernoteに保存した資料を読んだり、そして風景写真を撮ったりと、旅先でしそうなことを一通り試しました。
ディスプレイが小さいので文字が読みにくいという欠点はありますが、それでも胸ポケットに収まるというコンパクトさは非常に魅力的です。
タブレットPCと上手に使い分ければ、かなりの利用価値がありそうです。
わざわざ買い替えなくとも、これをそのまま旅行に持って行けばいいわけで、やはり自分には不必要ですかね、iPhone・・・。
秋が深まってきて、水路脇の彼岸花がきれいです。
恒例の秋祭りで、いつも渋滞気味の道路がホコ天になってました。
すっきりとした青空が、心なしか高く見えます。
まったく知らなかったのですが、GPSを作動させていると、写真情報に撮影位置が記録され、グーグルマップに反映されるのですね。
旅行中の写真は、どこで撮ったのか分からなくなるものも多いので、これはもの凄く重宝です。みんながスマホで撮影する理由に今更納得。
工夫しさえすれば、立派にお散歩カメラとしても使えるわけです。
2014年7月17日木曜日
夏の身支度
休日のウォーキングは、往路だけで復路はバスや電車を使います。
その日の気分で歩けるまで歩き、疲れたらさっさと引き返すというのが私の流儀。
往復も歩くと、どうしても普段から見慣れた範囲になってしまい、つまらないからです。
ただし、汗をかく夏場は気を遣うことが増えます。
歩き終わってそのまま乗り物に乗ると、周囲に不快感を与えるかもしれないからです。
そのようなわけで、夏のウォーキングにはなくてはならないものがあります。
ひとつは日本手拭い。
首に巻いて、Tシャツの首回りに汗染みを作らないようにするためです。
さらに首筋の土方焼けを防ぐという意味もある。
念のために、予備の手拭いも握りしめて歩きます。
手拭いはタオルと違って、嵩張らず、しかも速乾性に優れているので、私にとっては夏の必需品です。
それから汗臭さを押さえるためにオーデコロンのスプレーも。
清潔感を演出するため、ハーブ系のものを愛用してます。
しかし香りが立つと、逆に不快に感じる人もいるので、つけてるかどうか分からないくらいに控えめにするのが吉かと。
昨今はおじさんというだけでも疎まれます。
加えて汗まみれで臭いとなると総スカン(笑。
過度に清潔な国では、なにかと暮らし辛いものです。
2014年3月21日金曜日
ハイテクインク 古き皮袋に新しき酒
普段に使うノートは、特売で買いだめしているA4のルーズリーフです。
罫線を気にせず、ざっくりと大らかに使うので、質より量を重視するという考えからです。
マーカーを多用するので、従来は滑りのいいボールペンを使い、中字の明瞭な字を書くようにしていました。
ですから、あまり紙質を問題にする必要がありません。紙でさえあれば何だっていいのです。
ところが万年筆に切り替えたところ、細かい不都合が生じました。
ひとつは、ノートの紙質があまり万年筆に向いていないということです。
特に、職人さん達が手作業で作った万年筆(愛称「おじいちゃん達のペン」)で書くと、字が滲むうえに裏写りします。これには困った。
もうひとつは、水性ラインマーカーが使えないということ。
取り敢えずダーマトグラフや色鉛筆で代用してますが、やはりラインマーカーの方が絶対に使いやすい。
さてどうしたものか。
字の滲みや裏写りは、上等の紙にすれば解決できるはずですが、その分だけ紙が厚く重くなります。そして無駄に高価。
無造作に書き散らかすことに意味があるノートなので、いくら書き心地がいいといっても用途が違います。
トイレ用にやたらに柔らかい紙がありますが、わたしには却って使い心地が悪い。何でも柔らかけりゃいいというものじゃない。それと同じ。
何かいい方法はないかと、その手のブログを徘徊していると、ちゃんと書かれてありました。
滲まず裏写りしにくいインクがある。しかも太字の万年筆に使うと、細かい文字が書けるようになる、云々。
なるほど紙じゃなくて、インクを替えれば解決というわけです。
で、善は急げとばかりに買い求めてきたセーラーの青インク。
見かけは野暮ったいが、超微粒子顔料入りのハイテクインクです。
さっそく、「おじいちゃん達のペン」に入れました。
確かに、字が滲まなくなりました。裏写りもしてません。
さすが顔料インク、水性マーカーを引いても字が流れない。書いてすぐは無理だけど、乾くとOK。
細々した諸問題、これですべて解決です。
次に中細字のペリカンとラミーに入れると、なんと細字が書けるようになりました。
インクフローがよくなった分、字を書くのに筆圧をかけないからでしょうね。
軽く書けるから、字が細くなると言う理屈かも。
更に良かったのがインクの色。
それは、むかし気に入っていたモンブランのブルーブラック・インクと同じだったからです。
ペリカンのロイヤル・ブルーでは、理想より明るすぎる気がしていました。
もっとも価格は、今までのペリカンインクの倍(国産同等品だともっと)しますが、他に代わるものがないから納得です。
ちょっと気難しくも味わいのある「おじいちゃん達のペン」が、これからずっと気持ちよく使えるならば言うことがありません。
それにしても、容器やパッケージデザインを、もう少し垢抜けたものにできなかったのかな。
というのも、いろいろと調べて分かったのですが、万年筆は今や実用品から見栄や遊びの道具になっています。
外国製の高級万年筆などは、見栄えの良さに付加価値をつけて、時計や宝飾品と同じステータスシンボルの扱いです。
そのこと自体は実に馬鹿馬鹿しいことですが、むしろそうであるなら比類なきこのハイテクインクだって、日本の最高級品として世界中に高く売り込めばいい。
控えめは美しいことだが、せっかくのアイデアと努力は、相応の金銭的評価として報われるべきじゃないだろうか、と思うわけです。
ただし国内向けはこれまで通りでお願いしたいが。
2014年3月11日火曜日
父の万年筆
今年になって万年筆を使うようになった、と書きました。
あれからというもの、ボールペンは必要に迫られたときのみ、従来パソコンに打ち込んでいたテキストも、ごく私的なものは万年筆で手書きしています。
以前は万年筆を使うと決まって肩が凝ったものでしたが、現在はまったく苦痛ではなく、むしろペンを滑らせる心地よさを感じます。
おそらく今後も、ずっと万年筆を使い続ける、、、そういう確信が湧いています。
実家の母に、父の万年筆を送ってくれるように頼みました。
「あー、それは良いことよね。お父さんもきっと喜ぶわ。」
そして思いがけない言葉を耳にしました。
「あんたもお父さんのような字書くから、きっと使いやすいのじゃないかしら。」
「あれっ、そうなの?!」と聞き返すと。
「やっぱり親子なのよねぇ。」と・・・。
父は達筆で鳴らし、子供の頃から習字で幾つも賞を取り続けた人で、自分はそうでないことがコンプレックスでした。
そういう父の字と、わたしの字が似ているといわれて、我が耳を疑いました。
現に学生の頃、頻繁に手紙を出した相手に、「atoくんの字、あんまり達筆で読めないときがある。」と言われて苦笑いしたこともありましたっけ。
あの野郎、知ってて今の今まで黙ってたな。今度戻ってきたらとっちめてやる(笑。
桐の箱に収まって、父が最後に愛用していた万年筆が届きました。
大振りの、無骨というかとてもクラシカルな万年筆でした。
箱の中には解説書が入っていて、ベテランの職人達の手作りだということが分かりました。
その職人達、明治生まれが二人、大正生まれが二人と、それだけでひとつの歴史が書けそうな顔ぶれです。
そして工作精度が凄い。
エボナイト棒を削りだした万年筆の軸には何ら手がかりがなく、当初どうやってインクを入れればいいのかまったく分かりませんでした。
解説読んでからも、一体どこを回せばいいのかしばし戸惑ったほどです。
書き味には目立った癖はないものの、金ペンのわりにはちょっと硬めかな。
父が70代に入って買い求めているので、たぶん頻繁に使う機会がなかったのでしょう。
これから息子が引き継いで、自分にあった使いやすい万年筆に仕立てます。
写真で見ると、ペリカン(下)より一回り大きい程度ですが、実際に持ってみるとずいぶんと太く感じます。それに重量感もある。
イメージでは万年筆でなく、ほとんど筆ですね。
だから普段からジャケットの内ポケットに挿して実用的に使うというより、机上のペン皿に常置して、静かな心持ちで手紙を書いたり、日記をつけるのに適している。
そういう万年筆です。
2014年3月1日土曜日
腕時計のこと
消費税の増税を前に、高額な時計が売れているという記事を見ました。
なんとも羨ましい限りです。
私にもいくつか、漠然と欲しい時計がありまして。
ひとつは、小振りな長方形で、クラシックな雰囲気のある手巻きの時計。
手首が細い方なので、ちょっと華奢な感じなのがいいかな。
もうひとつは正反対の、電波でソーラーの手間のかからない実用的で安いやつ。
ちょうど理想的なものをアマゾンで見つけて溜息ついてます。
実はこれまで自分で選んで買った時計がひとつもありません。
手許には、祝いや記念で頂戴したもの、形見分け等の理由でもらったものなど、古くなったからといって安易に捨てられない時計ばかり幾つもあるのです。
これらを壊したり落としたりしさえすれば、そのときは喜んで新しい時計を購入できるのですが、不幸なことに私は物持ちがいい。
おまけに、すでに持っているのに、別の新しいのを買うということがとてもできない性分ときている。
結局、捨てるに捨てられない古時計を、いまだに渋々身につけているというわけです。
近頃は上等な時計を身につける人が多いですから、古めかしいクオーツ時計をしていることが何となく気恥ずかしい気分です。
せめてベルトだけでも好みのものに取り替えて、健気に「すごく気に入って使っている感」を醸そうとするのですが、なにしろ国産の普及品なので格好のいいものではありません。
まあ、それが私の個性なんで仕方のないことでしょうが、時計は男のステータスだなんて聞くとホンマカイナと思います。
古いクオーツ時計でも、ひとつよい点があります。
それは時計を気遣うことなく、自分で気楽に電池交換をしたり、修理できることです。
機械式の高級時計では、そんなこと絶対に無理ですから、と自慢しても始りませんが。
こんな庶民のニーズを汲み取って、百均でも時計の修理道具や電池を置くようになっています。
もしや腕時計の世界にも二極化が訪れているのでしょうか。
先日、通販で腕時計用の防水グリスを入手しました。
裏蓋のパッキンが劣化してきて気になっていましたが、これを塗布することで時計の防水機能を高めることができるそうです。
これで時計が錆びたから使えないという理由もなくなりました。
何しろ丈夫さが取り柄の日本製ですから、ケアさえ怠らなければ一生もの。
お陰で、私はお気に入りの時計を一度も身につけることなく、短い生涯を終えることができそうです(笑。
2014年2月8日土曜日
It's a Sony・・・
たぶん、現在の若い世代にとってはソニーはなんの魅力もない会社でしょう。
そりゃアップルの方が気が利いてて、センスいいですもの。
比較する余地すらないくらい、アップルの製品はかっこよくて、世界中の若い消費者の憧れの的です。
ソニーはアップルばかりじゃなく、どこかの新興エレクトロニクスメーカーと比べてさえ、ブランドイメージの冴えない会社として見られている。
金融会社の格付けによると、ソニーの株券はもはや紙くず扱いといいます。
先頃、ソニーが遂にパソコン事業を売却するというニュースが伝わりました。
もうパソコンの時代も終わりだし、それをあえてソニーが作り続ける意味もないということか。
不得手な分野は切り捨てて、得意分野に経営資源を集中しようとしているのでしょうが、えーっと得意分野ってなにがありました?
素人の私には、稼げそうなのは映画や音楽などのソフト関連事業か、金融事業くらいしか思いつきません。
ひょっとすると最終的には製造業をすべて止める覚悟なんだろうか。
ソニーの輝かしい時代を知る世代としては、このような惨憺たる有様が寂しくてたまりません。
その当時技術的には、ライバルより飛び抜けて優れていたわけでなかったと思う。
違ったのは、ソニーはいつも若い世代を引きつける、先端的で垢抜けた商品を出し続けたことでした。
ライバルより高価だったけど、持っているだけで虚栄心が満たされるような、ソニーの商品には確かに強いオーラがありました。
創業して日の浅いアップルが日本に上陸した頃、ソニーはすでに最初のパソコンも出してました。
アイドル歌手がテレビで盛んに宣伝してましたが、今では覚えている人も少ないでしょう。
しかし商品名こそ洒落てましたがパソコン自体には魅力がなく、わたしはMacの方を欲しいと思った。
規模や知名度において両社には雲泥の違いがあったが、ことパソコンに関してはすでにアップルに魅力があったのです。
当時の若いユーザーの意見に本気で耳を傾けていたら、いままでのような間違いをすることもなかったろうと思う。
歴史にifは無意味ですが、独自のパソコン事業などに手を出さず、ソニーを尊敬していたアップルと提携していれば、その後の展開はずいぶんと違ったものになったでしょうに。
もはや使うことはないのに、いまだ捨てきれずにいるテープレコーダーがあります。
小さな筐体の中に、これ以上ないだろうというくらい高性能を詰め込み、その仕組みの精緻さがデザインにまで現れています。
アナログの機械なので、金属のずっしりとした手応えがある。
後発企業が一朝一夕には決して模倣出来ない、豊かさや贅沢さを感じさせる商品です。
きっと今の時代においても、同じものを作れと言われても、そう簡単な話じゃないでしょう。
ソニーに不運だったのは、やはりデジタル技術の進歩が早すぎたこと、つまり後発企業のキャッチアップを簡単に許す環境が早く到来したこと。
そしてiPhoneやiPadの登場で、カメラ、テレビ、ラジオ、携帯、ゲーム機すべて、ソニーがかつて得意としていた商品が不要になったこと。
くわえてやはり、創業者以降の経営者達が全員アホだったことに尽きる。
そうそう、昨年、新しいコンパクトデジカメを買いました。
写りは兎も角、カメラの雰囲気といい、手に持った感触もよかったからです。
It's a Sony・・・・・・
ここにもちゃんとファンがいることを忘れないで下さいね。
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