2010年5月18日火曜日

ゲーム


使い古しの携帯ゲーム機をもらった。そして、もう必要ないからと、幾つかソフトも付けてくれた。これまでコンピュータゲームというものに、ほとんど触ったことがなく、そもそもディスプレーに向かって黙々とゲームするということが苦手だった。だけどこれだけ普及したものをただの一度も触ることなく一生を終えるのも悔しく、また何かの話の種にでもなればと思い、今回初めて携帯ゲーム機に手を出したのだ。

しかし、脳トレのゲームの方は、すぐに飽きてしまった。がっかりするような成績しか残せないということもあったが、それ以上にやっぱり性格的に慌ただしいゲームは向いてないからだった。そして、次に手を出したのが英会話のゲーム。これは、英語の書き取りテストをゲーム仕立てにしたものだが、これは不思議とけっこう意地になってやっている。初回の能力判定テストでは、爪楊枝のようなペンがうまく持てなくて、そんな訳ないだろうという結果に傷つき、慌てて100円ショップで買い求めたペンで再チャレンジしてから、なんというか、だんだんとゲームの深みにはまっていっている状態なのである。

英語の勉強をしたのは受験の時と、暇をもてあまして英会話のテープを聴いていた学生時代まで。その後は、読むことはあっても会話する機会はそれほどなく、せいぜい忘れないように時折、テープを聴き返したり文法や単語のチェックをする程度だ。必要に迫られなければ、誰しも面倒なことは嫌なものである。しかし、世界が平らになったこのご時世、話せないよりちゃんと話せた方が楽しいだろうし、それにわが相方の第二外語能力が近頃急上昇しつつあるので、こちらとしても戦略的にバランスをとる必要が出てきた訳だ。

ネットでこのゲームの利用価値を調べると、英会話の教材としてはかなり出来が良いということ。たしかにゲームの苦手な私が、まだ始めたばかりとはいえ、今後も継続できそうな感触があるので、勉強の友として安心して取り組めるだろう。ちなみに、再チャレンジした判定テストの結果は「外国人に道を訊かれても、なんとか理解できる程度」。これでは学生の頃と変わりなく、ちょっと不満だが、実際にはそんなところかもしれない。結果を謙虚に受け止めて、せめて半年くらいはこのゲームを続けてみたい。

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