2012年5月15日火曜日

ハヤカワの本のこと


書評系のブログが好きで、かなりの数を登録しています。そのなかで最近ツボにはまったエントリーが、「本好きが選んだハヤカワの170冊」というもの。こういう企画、楽しいですね。わたしも、こんな会合に参加して、お気に入りの本のことなど語り明かしたいです。

さてハヤカワの本は10代から30代にかけて、ジャンルを問わずいろいろと読んだクチなので、最近のものを除くとかなり読んでます。なのでリストに上がった名前も、確かに本好きの選ぶハヤカワ本だと納得できるのですが・・・。

あれ!?コンラート・ローレンツの名著「ソロモンの指環」はどこに行ったの?あの本読んで、後の人生が変わった人も多いだろうに。そんな本、滅多にあるものではないのだから、やっぱり一押ししたいなあ。わたしは、この本読むまで動物との付き合い方がわからなかったのですが、これ以降、動物と付き合うのが楽しくて仕方なくなりました。なぜだか、こちらが放っておいても、向こうから勝手に押し掛けてくるようになったのですから。

次に、男の子なら一度は読むべき冒険小説、アリステア・マクリーンの「女王陛下のユリシーズ号 」。人生には決して逃げてはいけない場面がある、それがいかに過酷なものであっても。わたしは根性なしのへなちょこだからこそ、何度でも読み返したい本です。これも素晴らしい本なのに、リストには見当たりませんねえ。

最後に、なぜ絶版なのか理解できない、「ハリウッドをカバンにつめて」。映画評論家の映画の本は、そつがないけど詰まらないのも多い。この本は、アメリカ映画を心底愛し、自身がショービジネス界のトップスターだった著者による、アメリカ映画クロニクル。それにしても、恐るべき記憶力と博覧強記。古典映画好きなら、騙されたと思って読むべし。

とりあえず思いついたままにリストアップしてみましたが、もし見落としていたらご免なさいです。

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