2013年8月31日土曜日

ことばの海に顔だけつける

8月も終わりですが、今月は我ながらよく勉強しました(笑。
それというのも、あまりの暑さで遊びに出るより、むしろ家にいたほうが楽だったから。
もっと率直に言うと、年のせいかあまりに暑くて遊びに出かける元気がなかっただけなんですけどね。

で、漢字のお勉強が毎日の楽しみになってしまったというわけです。
今日も早起きをして、午前中を漢字のトレーニングに費やしました。
漢字の書き取りをして、隣に開いている辞典で意味や用法をチェック。
該当箇所だけでなくその前後左右も、更に連想的にほかの語句も探して読む。
これだけの作業ですが、意外に暑さや時間を忘れて没頭できます。

私たちはみな、言葉の大海原を泳いでいるようなものです。
普段は海の存在すら忘れ、何かの切っ掛けがない限り、海の中を覗くことはありません。
しかし、海に体を沈めて中の景色を眺めると、地上とはまったく別の豊穣な世界が広がっているのに気づきます。
私自身はまだ、海面に少し顔をつけただけで、いまだ潜るには至ってませんが、いつかは自在に言葉の海を泳ぎ回りたいです。

国語辞典に興味がわいて、「学校では教えてくれない!国語辞典の遊びかた」という本を読みました。
軽いタイトルですが、想像よりずっと内容の濃い、国語辞典のガイドブックです。
国語辞典をクルマや鞄に喩えて、用途に合わせて数種類を使い回すのがいいというアドバイスが新鮮でした。
うちの書棚には大辞林と広辞苑、岩国と用字辞典、それと古語辞典を並べてますが、これまで一番使ってたのは用字辞典で、普段はインターネットで済ませるというお粗末さ。
原因のひとつには、細かい文字を読むのが辛くなり、辞書を引く作業が億劫になってしまったのです。
潔く反省して、自分にあった辞書を真剣に探しましょう。

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