2013年12月7日土曜日

朝のミルクコーヒー

宿で出されたコーヒーが美味しくて、思わず作り方を主人に尋ねると、イタリア製のコーヒーポットで淹れているとのこと。
実は方法は知ってはいたものの、その仕組みを考えるとさほど美味しいものじゃないだろうと勝手に決めつけ、これまで関心がありませんでした。
しかし先入観に捕らわれてはいけない。
善は急げと、町の台所用品店で同じポットを手に入れ、次に滞在したアパートでコーヒーを淹れてみました。


それが、やっぱり美味いんです!

濃厚なコーヒーと暖めたミルク、そして角砂糖をカップに入れると、香り豊かでこっくりとしたカフェラテが出来上がります。
私が手動で淹れるエスプレッソベースの自慢のカフェラテより、簡単で確実に美味い。
大袈裟かもしれませんが、かつて京都のイノダ三条店で飲んでいたミルクコーヒーに負けず劣らずの味でした。


アパートの近所にある数軒のスーパーで、比較的手に入りやすそうなコーヒーを何種類か買ってきました。
向こうではコーヒーはドリップ用の中挽きのものより、エスプレッソ用の細引きの方が品数が多いようです。
カフェや食堂でコーヒーを注文すると、特に指定しない限りはエスプレッソが出るので、そっちの方が一般的なのかもしれません。


ちなみに、この器具を直火式エスプレッソという呼び方もあるようですが、それはちょっと違うように思います。
エスプレッソというのは外から圧力を掛けて一気にコーヒーエキスを抽出したものをいいますが、こちらは沸騰水の圧力で自然に抽出するのですから、構造的にイタリア式のパーコレーターと呼ぶのが正確なような気がします。
どう呼ぼうがそのおいしさには変わりないですが。

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