腕時計のこと


消費税の増税を前に、高額な時計が売れているという記事を見ました。
なんとも羨ましい限りです。
私にもいくつか、漠然と欲しい時計がありまして。
ひとつは、小振りな長方形で、クラシックな雰囲気のある手巻きの時計。
手首が細い方なので、ちょっと華奢な感じなのがいいかな。
もうひとつは正反対の、電波でソーラーの手間のかからない実用的で安いやつ。
ちょうど理想的なものをアマゾンで見つけて溜息ついてます。

実はこれまで自分で選んで買った時計がひとつもありません。
手許には、祝いや記念で頂戴したもの、形見分け等の理由でもらったものなど、古くなったからといって安易に捨てられない時計ばかり幾つもあるのです。
これらを壊したり落としたりしさえすれば、そのときは喜んで新しい時計を購入できるのですが、不幸なことに私は物持ちがいい。
おまけに、すでに持っているのに、別の新しいのを買うということがとてもできない性分ときている。
結局、捨てるに捨てられない古時計を、いまだに渋々身につけているというわけです。

近頃は上等な時計を身につける人が多いですから、古めかしいクオーツ時計をしていることが何となく気恥ずかしい気分です。
せめてベルトだけでも好みのものに取り替えて、健気に「すごく気に入って使っている感」を醸そうとするのですが、なにしろ国産の普及品なので格好のいいものではありません。
まあ、それが私の個性なんで仕方のないことでしょうが、時計は男のステータスだなんて聞くとホンマカイナと思います。

古いクオーツ時計でも、ひとつよい点があります。
それは時計を気遣うことなく、自分で気楽に電池交換をしたり、修理できることです。
機械式の高級時計では、そんなこと絶対に無理ですから、と自慢しても始りませんが。
こんな庶民のニーズを汲み取って、百均でも時計の修理道具や電池を置くようになっています。
もしや腕時計の世界にも二極化が訪れているのでしょうか。

先日、通販で腕時計用の防水グリスを入手しました。
裏蓋のパッキンが劣化してきて気になっていましたが、これを塗布することで時計の防水機能を高めることができるそうです。
これで時計が錆びたから使えないという理由もなくなりました。
何しろ丈夫さが取り柄の日本製ですから、ケアさえ怠らなければ一生もの。
お陰で、私はお気に入りの時計を一度も身につけることなく、短い生涯を終えることができそうです(笑。

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