2007年4月21日土曜日
消耗品
馴れ親しんだテープレコーダーが相次いでダウンしてしまった。これまで何度も修理しながら使い続けていたが、都内のサービスセンターは閉鎖になり、もはやこれまでという状態になった。
そう、これは潮時なのだ。アナログに固執するのは、もう時代遅れ。そう悟って、ようやくICレコーダーに乗り換えた。小さく、軽く、申し分のない性能。これだけで100時間以上も、余裕を持って録音できる。おまけに拍子抜けするほど安価だ。
しかし、いかにも消耗品という雰囲気が引っかかる。「たかが電器製品なんだから、もっとドライに付き合ってよ。」と言われているみたいだ。一部の隙もない、きわめて有能なビジネスマンのような商品。その遊びや潤いのないデザインが、商品の付加価値を小さくしているという事実に気づいて欲しい。
登録:
コメントの投稿 (Atom)
-
40年近く前の頃だが、日本で最初に発売されたパソコンで、戦争ゲームを楽しんでいたときがあった。パソコンゲームと言っても今のような動画を楽しむものでなく、むしろ将棋ゲームに近い戦略ゲームと言ったようなものだ。ゲームの内容は、歴史上実際にあった有名な戦争を下敷きに、プレイヤーがどうや...
-
「 日本の「安心」はなぜ、消えたのか 」 山岸敏男 安心社会の原理とは、固定メンバーの相互監視によって集団規律を維持し、安全コストを最小限に抑えようとする社会原理。相互監視という機能に依存するので、リスクをとって他人を信頼する必要がない。ただし、他者を排除する必要があるので、...
0 件のコメント:
コメントを投稿