2007年6月22日金曜日
夏至
航空機の事故について調べていたら、地震災害との関連を指摘している本があった。おおざっぱに言うと、双方とも特定の条件を充たす日に、それらは集中的に発生すると。その真偽を判定するため、出版された後の10年間を調べてみると、確かにそのような傾向はあるように見える。
そしてわれわれが日常的にもっとも関心の深い、大地震の発生可能性の高い時期は、
1 太陽黒点の極小期を中心とする約4年間で
2 日食観測後の約4年以内の
3 夏か冬(特に夏至か冬至近辺)で
4 23日周期の特定の期間
ということのようだ。ちなみに兵庫県南部地震などは、まさにその条件にぴったりと当てはまる日に発生している。そして今年の夏も、大当たりとは言えないまでも、相当程度条件を充たしている。
そのようなわけで、慌てて我が家の地震対策を再点検。避難グッズや備蓄飲料水の備えは大丈夫。しかしタンスや棚の転倒防止策が心もとないので、ホームセンターに駆け込んで、転倒防止器具をいくつか買い求める。はた目には滑稽に見えるだろうが、震災の犠牲を決して無駄にしてはならないと思うのだ。
夏至だからキャンドルナイトというわけでなく、押し入れの奥で眠っていた災害時のローソクを出してきて、きちんと使えるか点検しただけ。これが役立つ日のやって来ないことを願いながら、小さく揺れる光を見つめた。
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