2007年9月17日月曜日

栗の季節


今年も栗の季節がやって来た。そして、きょうは午後から栗の皮むき。それは指の力が強いわたしの役目と決まっていて、年中行事となった今では面倒などころかむしろ楽しいとさえ感じる。ヘッドフォンで音楽を聴きながら、ひたすら指先に意識を集中させて、次々と栗の皮を剥いでいく爽快感。だが季節外れの暑さに、ふと気がつくと、両肘から汗が滴り落ちている。


作業の間、ずっと流していた音楽は、ジャン=ミシェル・ピルク・トリオ。栗の皮むきには不向きの、ヨーロピアン・フリージャズ。沸騰する音の洪水に、足を踏み鳴らし、手にした包丁を振り回す。もしこの様子を見ていた人がいたら、きっと怯えたことだろう。

・「ウェルカム・ホーム」ジャン=ミシェル・ピルク・トリオ

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