2008年1月28日月曜日

D.I.Y.

冬になって、台所の混合水栓の調子が急に悪くなった。水栓の台座から水が漏れ、レバーの動きも鈍くなってきた。そこで修理のため業者に見積もりを聞くと、「!?」なのである。ことのついでに新品の混合水栓の値段を調べると、店によっては定価の3分の1程度で取り寄せることができることが判明する。修理するのと自前で新品に交換するのとでは、コスト的には変わりがないのだ。

水道工事はまるで経験がないが、自分で新しい蛇口に取り替えるだけの価値はありそうだ。それが素人にも可能なのか調べてみると、写真入りで丁寧な解説をしているサイトが見つかった。必要とされる技能は自転車修理程度か、一般的な工具さえあれば問題がないようである。そこで最安値のところから、気に入った水栓を注文すると、作業手順が添付された商品が数日で送られてきた。

ところがいざ作業を始めると、予想以上に難しいことがわかった。流しの奥の、身動きの取れない、暗い場所で作業すること自体が、相当に骨の折れる仕事なのだ。これが夏場だったら、暑さで音を上げることだろう。もう一つは、漏水防止のためだろうが、配管の継ぎ手がきつく締められていて、部品交換に腕力を必要とすることだった。結局、通常ならば30分程度の作業なのに、流しの奥の悪戦苦闘で、2時間近くもかかってしまった。

大変な思いをしただけに、真新しい混合水栓は清潔で、すこぶる快適。新旧どちらの水栓も、同じ会社のスタンダードな商品だが、新しい方は材質からしてずっと高品質な印象。加えてシャワーもついているので、台所の片付け係としては、うれしくて仕方がないのである。他にも交換したい水栓があり、そちらはずっと難易度が低いので、折りをみて順次交換していきたいと思う。

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