2008年4月10日木曜日

ラジオ

この数年、妻は熱心に外国語のラジオ番組を聴いている。最初のうちは冷やかしだろうと思っていたら、意外にも長続きして、先日の旅行ではかなり実用になっていて驚いた。まさに継続は力なり、だ。ただ、うちには古いポータブルラジオしかなく、予約録音の手段がないのが障害になっていた。そこで先月、ご褒美代わりのプレゼントとして買ってきたのが、このラジオである。

かたちはひどく不細工だけど、20件まで録音スケジュールを設定できるうえ、番組をそのままラジオ内蔵のハードディスクに収録できるのが素晴らしい。そして一旦セットすれば、あとは電源を切った状態でも、知らないうちに録音を済ませている。時刻が来ると、ふっと機械が目覚め、青いランプを点滅さながら、音もなく収録し、用事が終わると再び眠りにはいる。その繰り返し。そして一日の終わり近くになってスイッチを入れると、収録した番組がタイトルを付けて整然と並んでいて、それを見てると妙に感動するのである。

ハードディスクの音声ファイルは、もちろんパソコンに転送できるし、携帯プレーヤーでも簡単に使える。Macの場合なら、Flip4Macというフリーウェアをインストールしておけば、QuickTimeでの再生が可能である。これは、素人的に思いつく、ありとあらゆる便利がぎゅっと詰まったような、素晴らしく便利なラジオなのである。値段はちょっと高めだが、他に類似のものはなく、それを補うだけの価値は十分にあると思った。

そして、わたし自身も、久しぶりにラジオ講座を聴くようになり、いまのところ、すこぶる快調に続いている。三日坊主のわたしにすれば、それだけでもちょっとした出来事なのである。そして妻は、学習意欲にますます拍車が掛かってきたようだ。

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