2008年7月9日水曜日

パソコンモニターの取替え

長年の液晶モニターが劣化し、画面が見辛くなってきたので、思い切って取り替えることにした。評判の良い機種を調べると、挙がるのは大画面もしくはプロ専用の高級機種ばかりで、安価な普及品は散々である。店頭で実際に見比べてみるが、正直なところ、どれがいいのかさっぱり分からない。大画面で派手な絵が映っていたりすると見栄えはいいものの、地味なデスクワークでの使いやすさには繋がらないのだ。探せば探すほど混乱するのが、液晶モニター選びである。

そこで頭を冷やし、改めてどのようなパソコンモニターが必要なのかを考え直す。頻繁に利用するスプレッドシートやデジタル写真の管理などを考えると、ワイド画面であることを必須条件としたい。だからといって大画面にすると、机上の利用では圧迫感が強いので避けるべきだろう。普及価格帯の製品では、むしろ小さめ画面の方が粗が目立たないという話なので、これらの点から幅広かつコンパクトな液晶モニターを選ぶのが無難かも知れない。加えて、すっきりとした描写が好みなので、デジタル出力が可能なことも条件か。そして古いモニターはマルチモニターのセカンダリとして、今後も活用することを予定しているので、2台並べて違和感のないデザインであることも重要。

これだけ条件を並べると、混乱していたモニター選びも数種類に絞られて、結局購入したのは、今のと同じメーカーの19型ワイド画面の製品である。性能的には平凡だが、不満な部分は設定を変えたり、使用環境を工夫すれば何とかなると割り切った。何を選んでも完全は期待できない以上、自分なりの価値基準をほどほどに満たせば良しとした結果なのである。

実際に使ってみた印象は、事前の予想通り、描写能力そのものは可もなく不可もなしだが、ワイド画面の効果は十分にある。そして、中年向けの目に優しい画面表示を選択できる機能があるため、負担が幾分軽くなったのもうれしい。と同時に、それ以上に、結果的に新旧モニター取合わせてマルチモニター構成となったことの方が、わたしにとっては恩恵であった。特に、セカンダリに格下げした古いモニターを、テキスト専用に設定し直して使うアイデアは我ながら大正解だったように思う。

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