ソーサー

暑くなってくると、レギュラーコーヒーよりエスプレッソが欲しくなる。冬場と違い、水分を十分に補給しているので、水腹にコーヒーを飲む気にはならないが、疲れて気分をリフレッシュしたいというとき、苦みの利いたエスプレッソはもってこいなのだ。ただそれだけでは物足りない。わたしの場合、レギュラーコーヒーはいつもブラックだけど、エスプレッソに関しては砂糖を足すか甘味のものを一緒に摂りたい。十分な糖分と刺激の強いコーヒーのエッセンスが絶妙に混じり合い、口中を華やかな香りで満たすとき、心の風鈴が優しい音を立てるような気分になるのだ。

先日のバーゲンでふと目についた、波佐見の皿。縁がシャープに立っていて、和食器の重さを感じさせない、すっきりと現代風のデザインである。何か良い用途がないものかと思案していて、エスプレッソカップ用のソーサーを持っていないことに気づいた。エスプレッソには少量の甘味が欠かせないのに、それを添える適当な大きさのソーサーがない。

そこでエスプレッソカップ専用のものよりずっと大きな、18センチ径の丸皿を買って帰った。で、実際の様子は、写真のような感じ。ドイツ生まれのエスプレッソカップと、最初から対だったように、自然に収まっている。そして本来のソーサーよりずっと使いやすい。カップに合わせて、同じ柄のソーサーなんて、そんな必要どこにもなかったわけなのである。

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