2008年8月15日金曜日

ペンダントライトの悩み

ペンダントライトの拭き掃除をした。アルミの羽が重なり合い、複雑に入り組んでいるため、かなり面倒くさい作業。長年にわたる電球の発熱で、内部の塗装が焼けて黄ばんでしまい、いくら拭いても元通りにはならない。一枚目の写真は、ライトの下からの撮影。二枚目のは、電球ソケットを取り外して、上から覗き込んだ撮影。通常では見えないところまで、一切の手抜きなく、美しく丁寧に作られているのがわかる。

今までいろいろな買い物をしてきたが、その中で感動したことというのは、実はそれほど多くはない。その数少ない感動した買い物の一つが、このペンダントライドだった。百貨店から届けられた外函を開けて、大きく広がった羽を取り出したとき、その彫刻的な美しさに、恋焦がれてようやく手に入れることのできた満足感で一杯になったものである。

最近ちょっと困っているのは、電球型蛍光灯への切り替えをしたいのだが、これに見合った製品が見つからないことである。一つは、電球型蛍光灯では、このペンダントライトに必要十分な明るさが得られないという点。何しろアルミの羽で内部反射させて間接照明にするので、通常より明るい電球でないと困るのだ。もう一つは、電球型蛍光灯では、電球に比べて光が汚れて見えることだ。蛍光灯の性質上仕方のないことだが、これはひどく気になる点である。このライトがデザインされたころは、電球を使ったときに、一番美しく見えるように考えられていたのだろう。蛍光灯を前提にしたならば、そのデザインもまた違ったものになっていたはず。

さて、あと数年で、電球の生産が中止になるという。悪いことに、我が家のペンダントライトは、なぜか電球の消耗が激しいので、それを見込むとあと4ダースくらいの備蓄が必要になる。まったく、どうすればいいのやら。発光ダイオードの電球なんて、ずいぶんと高価だけど、どんなものなんだろうか。

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