2008年9月8日月曜日

収穫

近年、世間で劇的に認知された野菜といえば、やはりゴーヤー。以前はスーパーで投げ売りされてたゴーヤーの前を、だれも気をとめることなく通り過ぎていたものだ。わたしはと言えば、当初ワタを除くことも知らずそのまま調理して、いつもその苦みに辛い思いをしていた。そのうち図書館でチャンプルーの作り方を知り、あれこれ工夫してようやく料理らしい形になった。

ゴーヤーが食卓の定番になったころに、いきなりの琉球料理ブームである。スーパーの売り場の前で、手に取ってみる人をちらほら見かけるようになり、時には調理方法を聞かれることもあった。テレビの健康番組の影響もあったのかもしれないが、保守的な年配層の人たちの買い物かごにも入るようになった。あろうことか実家でも、時々食べているという話を聞いたので、ゴーヤーはすっかり定着したといっていいのだろう。

初めてゴーヤーを口にしたころ、どんなふうに実をつけるのかを知りたくて、中の種を蒔いてみたらあっという間に育ってしまい、ベランダの日よけにいいことを知った。そして、売り物のようにはいかないが、それなりに食べられる実をつけることも。今朝は、たぶんシーズン最後になるゴーヤーの収穫を行った。小さいけれども、いくつか一緒に合わせて調理すれば、一丁前のチャンプルーが楽しめるのである。

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