2008年10月28日火曜日

ラッピング

日ごろから、贈答の習慣は失くした方がいいと思っている。むろん社交上の潤滑油という面もあるので、それを全廃しろとは言わないが、少なくとも虚礼に属すものはいらない。何が嫌かというと、虚礼の品には無駄が多すぎるのだ。たかだか食べ物類を包装するのに、中身より外見のゴミのほうが多いというありさまで、頂戴するたびに文句が口を衝いて出る。それなりに上等な品なのに、まるで中身の貧相さを取り繕うような大げさな包装では、かえって逆効果ではないか。

写真は、最近頂戴した品の包装紙。割れモノを包むような、薄茶色の質素な紙に、かわいいシールが貼られているだけ。とても素朴なラッピングだけど、贈った人の人柄が現われていて感じがよかった。

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