嵐の後

308議席。選挙報道は見ていなかったので、その結果にショックを受けた。それは野党を黙らせるに十分な議席数だが、内部分裂を起こすにも、もってこいの議席数でもある。同床異夢の民主党ならば、明日からでも席取りゲームを始めるだろう。しかし、何でこんな時期に、という気持ちが強い。

筋金入りの無党派としては、どの党が政権を執ろうと、実はそれほど関心はない。徒党を組んだとたんに、利権あさりや派閥闘争を始めるのに、政治的立場は無関係だからだ。だから、選挙の関心は、政治の風通しを悪くしている奴が落選し、理想に燃える新しい血が注がれるかどうかということだけである。

そういう点からすると、日本の民主主義を歪にしていた連中がかなり消えたので乾杯していい。しかし、新しい与党にも同じ数だけ悪党が居座っているので、喜びは半分である。それから何であれ、女性議員が多く誕生したのも、喜ばしい。だが、まだ足りない。憲法を改正して、議員定数の少なくとも3割は異性であることを明文化すべきだ。それも外国人に選挙権を与える前に。それが話の順序というものだ。

現総理は、能く仕事をしたと思う。経済政策は及第点に達しているだろうし、外交面でも、見えない部分で将来に繋がる重要な成果を残したのではないか。マスコミからは下らない批判を受けていたが、それであの人たちの浅ましさが露わになったのは、意外に重要な功績になるだろう。少なくとも私と妻は、心底愛想を尽かして何十年にもわたって購読してきた某紙の配達を無期限に休止した。民主党政権になって、新聞業界が政府の補助金を受けることになれば、腹の底から軽蔑するつもりだ。

それにしても、リーダーシップの大切さを軽んじてきた、この政治風土のツケは私たちが想像するより、ずっと大きいものになるのではないだろうか。そしてツケを払うのは、私たち自身であることを忘れてはならない。たとえその原因に荷担しなかったにせよ。

コメント

  1. ギャンブラー1.9.09

    小泉が小さい政府を目指して「郵政民営化!」と叫べば、その内容をほとんど理解しないままに支持して自民党を大勝させたかと思えば、反対に大きい政府を公約にして「政権交代!」を訴える民主党に、ついこの間小泉自民党に投票したはずの人たちがこぞって投票する。この無節操ぶり、無軌道ぶりには、呆れるというより恐怖を覚えます。
    それにしても、普段は傲岸不遜な表情しか見たことのない自民党の大物政治家が白々しくもドブ板選挙をし、それにもかかわらず次々と落選する様に、私も痛快感を覚えました。同じく、自民党にいても不思議ではないコウモリのような政治家が民主党の中にもウヨウヨいますね。それでも、この政党には誠実な人間がごく少数でもいるに違いないと信じて、ま、お手並みを拝見しましょう。

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  2. ギャンブラーさん、こんばんは。
    人生の一番充実すべき時に、失われた20年と付き合わされた世代としては、、思うところは一緒だと思います。それは、自分たちのことはもういいから、何とか次の世代に繋がる政治をして欲しいということです。それにもかかわらず、相変わらず痛み止めしか処方しない政治家には、正直なところ落胆しました。今回の政権交代をきっかけに、あと何度か激震が生じて、今の日本に相応しい、現代的で行動力のある若々しい政治勢力が台頭すると、どんなにいいでしょうかね。

    それから、国民審査ですが、今回はまったく力及ばずでしたが、それでも精神的動揺は与えたと思うので、まあこれで良しとしようという気分です。加えて、同じ思いの人たちが、予想外に多いことを確認できたのは収穫でした。次こそは、一泡吹かせてやろうと思います(笑。

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