2010年7月13日火曜日

入力より出力

ニンテンドーDSで英語の勉強を始めてから、すでに2ヶ月が経過した。2巡目の学習も概ね終了して、それと同時平行して3巡目の学習をスタートさせている。これまではディクテーションを中心とする学習だったが、習得すべき水準がそれほど高くないこともあり、順調に課題を消化することが出来た。しかし3巡目も同じ方法では、従前の緊張感や向上心を保つことが難しく、そのため今度は違ったやり方を試すことにした。すなわち、ディクテーションの出題から英語の音声を消して、画面に表示される和訳文を英訳することで、実質的に英作文の練習にすり替えてしまうのだ。

ディクテーションは、要は音声を聞いて書き取るだけだから、そういう意味では単純作業だ。しかし英作文になると、たとえばいくつかの同義語の中から、どれを選べば適切なのかという判断が必要になり、従って英語のより広い知識が必要になる。そして仮に、自分の解答が正解と食い違っていたときは、出題者はなぜその表現を正解としたのかを、納得のいくまで理解しなくてはならない。簡単なテキストを素材にしながら、より発展的な学習が出来るわけだ。更に、そのテキストを土台に疑問文を作成したりするなどして、内容の異なる文章を作ってみる。わたしの場合、旅行中に出くわす様々な場面を想定して、そのときに使えそうな文章を考える。これらの作業を通じて、出力側を重視した英語学習が可能となるだろう。

先日読んだ内田先生のブログに、語学学習のヒントになるテーマが取り上げられていて、そこには「勉強はいくら詰め込んでも無駄、使ったもの勝ちだ」と述べられていた。その見解には、とても共感できる。これまで、立派な経歴がありながら実地はさっぱりという人がいる一方、ちゃらんぽらんな英語なのにきちんと意思疎通が出来ている人をたくさん見てきた。わたしの目指すのは、もちろん後者。人生は限られているし、それに難しいこと言ったって、相手が理解できなければ無意味だからね。

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