2011年1月1日土曜日

酒とバラの日々



酒を断って10日目。このあいだ丸一日寝込んだときに、思いついたのだ。自分の年齢を考えたとき、そろそろ次のステップを準備しなくてはならない。で、真っ先に頭に浮かんだのが、健康のこと。嵐の中を突き進むには、何より健康が大事。誘惑が多い時期だからこそ、とにかく短期間でもすっぱり止めて体の様子を観察してみようというわけだ。

思えば、10日も酒を飲まないのは、若い頃に事故で長期入院して以来。それから今までコンスタントに飲んでいたのだから、自分の肝臓には本当にごめんなさいという気持ちだ。幸いアル中ではなかったらしく、食事の時にちょっと口寂しいという程度。そして、このところずっと重かった胃は、みるみる軽くなっていった。飲酒が、想像以上に負担を掛けていたのだ。

この禁酒もあと5日程度で終える予定。しかし体の調子がすこぶる良いし、本もたくさん読めるので、これまでの週1の休肝日を大幅に増やし、今年からは1日飲んだら少なくとも2日の休肝日を設けるようにしようと思う。酒好きとしては、いつまでも健康に楽しみたいしね。

アル中といえば、「酒とバラの日々」。やり手のセールスマン(ジャック・レモン)が、酒席の接待を重ねるうちにアル中になって、奥さんまで引きずり込んでしまうという話だった。テーマ曲の甘美な調べとは裏腹に、とても怖い映画である。近頃の若者は酒を飲まないのが怪しからんという、頓珍漢なオヤジが多いけど、飲まないで済むならそれに越したことはないんじゃない。そのぶん有意義な時間を過ごせるならば。

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