ムラの選挙に思う

なんで区議会なんて存在するんだろう。選挙のたびにそう思う。活動らしいことなんて何もしていないのに、高額な議員報酬が与えられ、数年おきに自分の名前を連呼するだけの仕事。考えても見て欲しい、小学校のPTAですら、もっと忙しく仕事しているし、おまけに手弁当なのだ。だから議員諸氏の場合、とてもアサマシイ動機で立候補しているのでは、と勘ぐられても仕方がない。それが証拠に、誰もが盛んに財政難と言いながら、「確かな野党」なんかも含めて議員定数削減や、議員歳費の削減という主張はどこからも出てこない。そのくせ、判で押したように「皆様の安心できる区政を実現します」なんてことを口々にのたまう。こういう恥知らず達の中から、いったい誰を選べと言うのだろうか。

夕食の後、妻と一緒に数ページもの立候補者名簿に×印をつけていった。多選議員はすべて×。与党系、それに隠れ与党、万年楽ちん野党、×。「老人」と「福祉」しか言えないお調子者はむろん×。「子育て」を売り物にする軽薄な奴も×。居並ぶご尊顔に次々と×印が付いてく。そうして残った候補者は僅か数名。改めて顔ぶれを眺めると、意外にもそうした人たちは、ときおり街頭演説をするし活動報告のチラシも入れている。主義主張は異なるけど、職務を果たしているというだけでも合格とせざるを得ない。

昨夜、仕事帰りに役所に立ち寄り、期日前投票をしてきた。こうやって時間を作り、考えて投票しても、何の役にも立たないのは承知のうえだ。心底無駄だと思いながらも、それでも毎度棄権できないのは、責任を果たさなければ発言する権利もないと思うから。政治を嘲笑する者は、政治に復讐される。わたしは、ずっとそのように信じてきた。そして、出来ることなら×ではなく、○をつけて選べる選挙になることを願っている。

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