「英国王のスピーチ」

今週から妻、不在。「羽、しっかり伸ばしなさい。」と、言い残して出かけていった。えぇ、えぇ、言われんでもアホウドリみたいに伸ばしますさかい、いらん心配せんでよろし。

さて、手始めに映画など。いつもなら夕食時間と重なって観られない、名画座のレイトショーなど楽しみましょ。それで行ったのが「英国王のスピーチ」。良い映画です、80点。誰にでもわかりやすい率直なストーリーで、しかも画が非常に美しい。それで多くの映画賞を貰ったのは、謂わばお約束と言える。物語が希薄になっていく現代で、英国の複雑な歴史物語が際立ってくるのは当然のことだ。ヘレン・ミレンの映画が大きな賞を取ったのも同じ流れか。こちらは政治サスペンスみたいで大いに楽しめた。イギリス映画界はこの先も、王室だけで十分に食べていけそうである。

ただ、この映画は少々味わいが足りない。型にはまった安定感はあるが、これから先何十年も見るに耐える作品かというと、さてどうかな。普遍の部分が平板で影のディテールがなく、ユニークの部分が浮いて見える感じ。それで80点という評価にした。最初のアイデアの段階で、これは賞を狙えて、世界中で興行成績が上げられるかも、という助平な気持ちが強すぎたのではないだろうか。

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