炉辺のパソコン


全国的に厳しい寒さが続き、各地で電力供給がひっ迫しているという。夏場は電力消費のピーク時を注意すれば済んだものの、冬場はすべての時間帯について電力消費が増えるので、電力会社は大変である。今後も電力の需給が緩和される見込みはないので、けっきょく消費者の我慢と工夫がこれからもずっと要求されるわけだ。

で、1月の電気使用量は243kWh、前年度比50%減となった。これはエアコンによる暖房を止めたせいだが、代わりにガスストーブを点けているので、金額ベースでは減少した電気料金がそのままガス料金に上乗せされた格好に。本当はエネルギー消費全体を減らさなくては意味がないのだろうが、これまでもかなりダイエットしているので相当に難しい課題である。

いろいろ考えた揚句、今年からは暖房をリビングのみに限定して、ほとんどの用事をそこで済ませることにした。つまり、冬の間は自室を放棄してリビングルームに立てこもる、という戦術。とはいっても、二人暮らしなのでそれほど大げさな話ではない。ストーブを挟んで向かい合い、夫々が本を読んだり、家事をしたり、時には茶を啜ったりと、まあそんなところ。ただひとつ、手持ちのパソコンが重く大きいので、その扱いに困った。椅子に腰かけ、膝の上で長時間使うためには、軽くコンパクトで、ちゃんとキーボードが使えないと話にならないのだ。

それで久しぶりにノートパソコンを探したが、運よく2万円程度で十分に使える製品が手に入った。重さはわずか1キロ程度と軽く、そのぶん性能は大したことはないけど、ブラウザを操作したり、文書を作成したりするには全然問題ない。ただメモリが不足気味だったので、奮発して2ギガのメモリと入れ替えたところ、それがなんとまあ、定食屋の昼飯代より安くて驚いてしまった。はるか昔のパソコンの値段を考えると、卒倒しそうなくらいのデフレっぷり。これで儲けようというのが無理な相談だ。

以降、だいたいの用事はその小さなノートパソコン1台で済ましているが、想像した以上に使い勝手が良くて、我ながら意外なほど気に入っている。某社の"i"何とかというタブレット型の製品にも目が行ったのだけど、何よりキーボードが付いていないのが致命的だったし、おまけにこれだけ人気ブランドになってしまうと、いつものへそ曲がりの虫が騒いだ。けっきょく私が選んだのは、某社のブランドイメージとは真逆の、加齢臭漂う不器用な日本企業を代表するメーカーの製品だが、同じ日本人としてなんとなく応援したい気分になったのである。

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