「グロリア」


自称映画好きのわりに、新作映画にはあまり関心がありません。気に入った映画を繰り返し鑑賞するため、特別に「新作」であることの価値が乏しいからです。そのため好みの映画に偏りが出てしまい、おいしい映画をたくさん見逃しています。

最近観たのは、ジョン・カサヴェテス監督、ジーナ・ローランズ主演の「グロリア」。わたしの中では、比較的新しい映画(笑。本当に久しぶりだったのですが、やっぱり何度観ても良い映画です。訳ありの中年女性が、他人の子供を無理矢理託されて、拳銃片手にその男の子を守り抜こうとする話。初めて観たときは気がつかなかったのですが、女性の盛りを過ぎて険しくなった表情を、残酷なまでに容赦なく撮ってますね。それから、幼い男の子を、女に庇護されることを拒み、あくまでも対等の男であることを主張する存在として描いてます。これを、年齢差を超えた恋愛映画だと喝破したのは、今はなきヨドチョウさんだったかな。

難を言うとね、マフィアの子分どもが、容赦なくやっつけられちゃうのが気にくわない。こんな連中だって家族がいて、案外子供思いのいい父親かもしれないのにと、余計な想像をするわけで。若い頃と違い、無意味に命が奪われるシーンは、見ていて少々辛いです。

で、ジーナ・ローランズ、最初観たときからのファンなんです。最近では、「きみに読む物語 」で認知症の老人役で出ていました。そういうお歳なのだから仕方がないですが、ファンとしては悲しいですね。先ほどの話とは矛盾ですが、いつまでも拳銃とタバコの似合う女性でいて欲しいと願うのです。

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