ダウンサイジング!


とある女優さんの生前のエッセイで、老年期を迎える準備のために、身の回りの品々を徐々に処分しているという記述がありました。最後には家屋敷も処分して、こぢんまりとした集合住宅に移り住んだ、とも記憶しています。二十歳かそこらの頃に読んだのですが、その文章はずっと頭の片隅に刻み込まれています。

父を亡くして一年になりますが、一番面倒だったのが父が残したモノたちの処分でした。老い支度が苦手だったのかもしれないし、年をとって面倒になったのかもしれません。家族からするとガラクタ然としたのが山のように出てきて、それを処分するのに大変な労力を使いました。元気なうちに、ちゃんと老い支度を済ませてくれていたら、どんなに楽だったろうかと思います。

自分もようやく老い支度を意識すべき年齢に差し掛かってきました。いま心がけているのは、できるだけ小さく暮らすということ。数量ばかりでなく、サイズそのものにも関心が向いてます。たとえば、年齢に応じて意識的にカロリーの抑制が必要なように、暮らしを支える道具の大きさにも注意したい。じっさいに、以前は頻繁に使っていた大型の食器は、現在はまったく不要になってしまいました。そういうわけで少しずつ、モノのダウンサイズを進めています。


トップの写真は、現在愛用している子ども用のマグ。おとな用と比べると8割程度の分量です。初めは量の不足を感じてましたが、直に慣れてしまいました。下の写真は、酒を飲むコップ。旅先の地方で広く使われていたのを気に入って、それ以来使っているものです。通常のコップより小さく、これで少しは酒量が減ったかもしれません。

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