遠い花火


夕涼みがてら近所を散歩していたら、遠くから雷鳴が響いてきました。傘を持ってこなかったので、さてどうしようかと立ち止まったら、周りの人たちが背伸びして遠くを見ているのに気がついた。同じ方角に目をやると、民家の屋根から色とりどりの花火の輪が顔を出している。しばらくすると、再び小さく乾いた雷鳴が聞こえる。どうやら多摩川で花火大会が行われているらしい。

ショッピングセンターから見えるかと期待して行ってみると、すでに屋上は見物客で満員です。人垣の後から背伸びすると、川沿いの2カ所から競うように花火が打ち上がるのが見えます。人混みが嫌いなので、これまで花火大会には行こうとすら思わなかったのですが、押し合いへし合いしながら花火の美しさに歓声を上げるのも意外にも楽しい体験でした。

散歩のあと、夕食を食べて帰るつもりでしたが、なんとなく今夜の出来事を誰かに話したくなり、そのまま行きつけの飲み屋に行きました。しばらくして店を出ると、遅い時間にもかかわらず、浴衣姿の大勢の若者たちが駅に向かって歩いている。まったく風がないせいか、道の所々にフレグランスの匂いが塊のように残っていて、そこを通り抜ける瞬間、フッと生々しい体臭を感じました。

「恋は、遠い日の花火ではない」という有名なコピーを思い出す夜でした。

コメント

  1. 長塚さんのコマーシャルですね。
    当方は、多分atoさんの逆側から遠くに見える多摩川花火を横目に、鶴見川花火を見ていました。
    規模が違いすぎるので、遠いほうが立派に見えるという状況でした。

    まだ、暑い日が続きそうですね。通勤がつらいですよ。

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  2. leftyさん、こんばんは。
    ほぼ同時刻に、横浜でも行われてましたか。
    上空から見ると、さぞ美しかったでしょうね。
    それからCFですが、YouTubeで確認しました。
    長塚さんが若いので、ちょっとびっくりしました。
    ただ記憶に残っていたのは、田中裕子さんの方でしたね。

    ことしも残暑厳しいでしょうが、がんばっていきましょう!!

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