ステファン・グラッペリの曲




新しいスピーカーを音馴らしついでに、PCの音声ファイルやCDの整理をしています。タイトルで一番多いのはジャズとクラシックですね。ロックはあまりないです。民族音楽や現代音楽やらの分類が難しいタイトルも多いのですが、どれも分け隔てなく適当に聴いています。特に誰かのファンという感じでもなく、あくまでも自然体で楽しむのが流儀です。

アート全体についても思うことですが、音楽は人生を豊かにするツールに過ぎないのじゃないでしょうか。それぞれの人が持つ理想や世界観を深めたり、支えたりする道具。ですから、特定のアーティストを信奉したり、その作品を絶対視するというのは本末転倒だと感じるわけです。そもそも道具というのは、目的にかなった使い方をすることで、はじめて価値を持つわけですから。

冬に帰省したときに、母がマイルス・デイビスを聴きながら家事をしているのに驚きました。どういう経路で知ったのかは知りませんが、毎日のように台所で「カインド・オブ・ブルー」なんかを聴いているそうです。音楽なんてラジオで片手間にしか聴かない人ですから、ジャズのこともまるで知りません。そういう母が、マイルス・デイビスで夕餉の支度をするなんて、なかなかやるもんです。

今度帰省する折には、母のためにちょっと毛色の違う音楽を手土産にしようかと考えてます。自然と鼻歌が出るような楽しい曲で、優雅で洒落ていて、しかも上質な演奏のもの。ジャズ・バイオリンの巨匠、ステファン・グラッペリなんかどうでしょうね。どちらかというと古風な演奏スタイルですが、若い頃から大好きなアーチストなんです。蒸し暑い晩にぴったりの、涼しい夜風が吹くような曲を聴きました。

コメント

  1. 素敵なお母様ですね。
    プレゼントを贈るのが楽しみになりそうですね。

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  2. leftyさん、コメントありがとうございます。

    祖母が現在の母と同じ年齢だった頃、お年寄りというのは、一日中座敷に座ってときおり孫の相手をする、という印象があったものです。

    ところが今では、皆さん好奇心と活動力が旺盛で、話を聞いているとびっくりするようなことが多いですね。

    じつはうちの母、私とおなじく好き嫌いがはっきりしているで、下手な曲を選ぶと、年寄り扱いしていると怒られるかもしれません(笑。

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