2012年9月15日土曜日

今夏の成果


ことし7月から9月までの3ヶ月間、電気使用量は合計487kWhでした。ひと月平均、約160kwhです。前年度比で、15%節電した勘定になります。8月の猛暑を耐え抜き、9月に入ってからはエアコンの運転も終日止めました。それでぜんぜん平気という訳じゃありませんが、我慢しているうちに暑さ慣れしてきたのかもしれません(笑。

ことしと同じく猛暑だった一昨年を比較すると、その年は3ヶ月で計753kWhだったので、約35%の節電を達成したことになります。節電を意識するだけでも、意外に成果は上がるものです。そんなに無理している感じではないので、快適さをほんの少し我慢すれば誰でも達成可能な数字じゃないでしょうか。

来年の節電目標は、夏の3ヶ月で合計450kWh、ひと月平均150kWhです。あと5%程度の節電が必要ですが、これまでとは違う努力も必要になりそうです。しかし取り敢えずは家中の電灯を、すべてLEDに取り替えればなんとかなるでしょう。コストは掛かりますが、可能である以上は必ず達成したいと思ってます。

たかが節電、そんなに頑張らなくともと思われるかもしれません。しかし、この先電気料金の大幅な値上げが確実である以上、余裕のあるうちに準備すべきだと思っています。そしてもう一つには、原発廃止が世の中の趨勢ならば、自分の出来る範囲で協力したいのです。原発なんてものは無いに越したことはないのですから、原発の恩恵に浴した世代の罪滅ぼしとして、電気に頼らない暮らしもいいのではないかと。もちろん経済に与える影響は大きいでしょうが、それでも原発のツケの先送りは許されないと思います。

そして写真は、今夏のささやかな努力の成果のひとつです。猛暑続きでしかも雨が少ないためなのか、ゴーヤーの生育は順調でした。食べて良し、節電に良しで、来年はすべての窓をゴーヤーの葉っぱで覆いたいと思います。

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山本義隆さんの「福島の原発事故をめぐって」という本を読みました。わずか100ページ足らずのコンパクトな本ですが、原子力発電に関する問題点はむろんのこと、更に視座を広くとり、科学技術思想の歴史まで簡潔に纏められています。冷静な議論というと、どうしても現状維持という方向に向きますが、そもそも科学技術とは何なのかというラディカルな視点での落ち着いた議論には好感が持てました。

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