2012年12月17日月曜日
思うこと
昨日は予想外に暖かく、ウォーキング中にひどく汗をかきました。ちょうど小学校の脇を通った際、投票する人の列が校舎の外まで長く伸びていて、もし今日のように寒かったら大変でした。普段とは著しく違う様子に投票率が上がったのかと思ったのですが、実際には随分と下がってました。東京は記入すべき紙が余計にあったから、時間が掛かって投票所の中で人が詰まってたのでしょう。
私はいつも期日前投票なので、土曜日の夜に買い物ついでに済ませました。典型的な都市型無党派層なんですが、投票だけは欠かしたことがありません。その代わり、せっかくの日曜に時間がつぶれるのが嫌で、不在者投票制の頃から期日前に済ませるようにしてます。少しも手間は掛からないのに、投票所はいつもガラガラに空いています。忙しい人に特におすすめしたいです。
それにしても、今回の投票結果には残念でなりません。与党の肩を持つ訳じゃないですが、あれほど熱狂的に政権交代を望んだ人たちが、ちょっと気に入らないとなると文字通りポイ捨てするのですから。有権者にはマスコミに乗せられやすく、飽きっぽい人が多いのでしょうか、なんと投票率まで落ちてしまいました。ついでに政治家に相応しいとはとても思えない人が当選したり、昔の人相の悪い人たちも返り咲いてます。これじゃ、何のための政権交代だったのか。この3年半の政治的混乱の責任は、国民自身が厳粛に負うべきです。
日本の凋落が止まらないのは、われわれがリーダーを育てることを怠ったからだと思う。いつだって都合のいいことをいう人間を担ぎ上げ、利用価値があるかないかで政治家を判断してきた。いったんリーダーを選んだなら、彼らが一人前に育つまで辛抱するという気構えがない。たとえ意見が異なろうと、リーダーの判断を尊重しようとする見識もない。猿でさえ、リーダーの決断には従うというのに。気の向くままチャンネルを変えて、くだらないテレビ番組を眺めるように、われわれは政治を軽んじおもちゃにしてきた。どうしようもない、このいい加減さのツケを、これからも巨額の負債として黙って支払い続けなくてはなりません。
恥じるべきは政治家ではなく、政治の当事者であることから逃げている主権者たるわれわれなんです。
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