パリを歩く


 約2週間の休暇をパリで過ごしました。幾度も訪れている街なので、いつもの場所にアパートを借り、日がな一日散歩して、飲んで食って飲んで、疲れたら風呂に入って寝るという、ただそれだけの毎日でした。


 それじゃ普段となにも変わらない、、、というわけでもありません。何しろ昼間っからバーで酒を飲んでも罪悪感ゼロですし、ふつうは滅多にしない外食を時間を気にせず楽しむというのも、わたしにとっては充分に非日常なんです。


バスやメトロに乗って移動しているだけでも楽しい。狭い車内で、様々な理由でここにやってきた人たちが、ありとあらゆる言語で会話しているのを聞いていると、何か心が安らぐのを感じます。逆に日本語一色の、同じ顔をし、同じような格好をした沈黙の集団に囲まれていると、同質の心地良さより、むしろどうしようもない居心地の悪さを感じてしまう。見えないけれど分厚い壁より、明確に見えるけど案外もろい壁に囲まれている方が楽ちんです。


それにしても、この巨大都市の多民族化、多言語化は止まるところを知らない。静かなアパート周辺の日常空間ですら、区別の難しいスラヴ語系やアフリカのどこかの言葉、それにペルシャ語や東南アジアの国々の言語がふつうに話されている。そこに旅行者たちの母語と、その人たちの外国語としてのフラ語や英語が合流。ほぼ単一言語で暮らす私たちにとっては、まさに言語の洪水です。映画「ブレードランナー」でそんな未来社会が描かれてましたが、実際はもっと混沌とした状況。


今回の旅行でも、いろいろな人たちから様々な言葉で話しかけられました。なぜだか知りませんが非大陸系の中国人旅行者からもけっこう。彼らと雰囲気が似てるからでしょうか。誰とでも、何でも話をしたいのですが、なにしろ「英語なんとか、フラ語全然」と「フラ語なんとか、英語全然」の二人連れなので、会話が複雑になって疲れ果てます。(笑。そんなことも含めて、何も起きなさそうでいて、毎回けっこう刺激的な旅行になってしまうのです。

最後の写真は、今回の旅行で一番感銘を受けたクスクスの料理。安くてヘルシーでボリュームたっぷり。自分でもたまに作りますが、やっぱり本場の味付けとは全然違う。しかし秘密の一端がわかったので、忘れないうちにチャレンジしてみます。

コメント

  1. 素敵な休暇でしたね。
    自分は長期旅行というのはここのところないのですが、行ったなら、その街の旅行者というより生活者になることを心がけています。
    いい時を過ごされて何よりです。

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  2. 思いっきり自堕落に、のんびりとしてきました。
    ただ普段は野菜中心の食事なので、毎度肉っ気が多い料理には閉口です。
    楽しい休暇でしたが、胃腸にはとてもハードでした(笑。

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