2013年12月24日火曜日

ねがうこと



11月の末、旅先の町でクリスマスマーケットが開かれていました。
そこで出会った貧しげなカップルのことが忘れられません。
彼の方は小さなもみの木を大事そうに抱えていました。
そして彼女の腕の中では、生まれて間もない赤ちゃんが。
家族ができて最初に迎えるクリスマスなんでしょう。
マーケットを後にする若い彼らの後ろ姿を眺めながら、幸せが訪れることを願わずにはいられませんでした。

子供の頃、我が家でもツリーや電飾を飾ってファミリーパーティをしてました。
普段とは違い、テーブルには洋風の献立が並び、食後にはケーキが出ました。当時はどの家庭でもわりと普通でしたね。
もちろんサンタのプレゼントもありました。
今振り返ると質素なものでしたが、子供を喜ばせようとする親の気持ちがとても有り難かった。
私にとって大切な思い出です。

その後は、クリスマスの行事とはまったく無縁の人生で、クリスマスが来たからといって別段楽しいことはないのですが、このシーズンの雰囲気はいまだに大好きなのです。
クルマを運転していて、カーラジオから華やいだコーラスが流れてくると、しばし時を忘れてじっと聞き入ってしまいます。
そしてこの一年を思い返したり、家族のことを考えたりと、一人しみじみとしてます。


初めてのことですが、遠く離れて暮らす母に、クリスマスプレゼントを贈りました。
誰にとっても、幸せな日であって欲しいですからね。

メリー・クリスマス!

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