ゾルバ

ギリシャが大変なことになってます。クレジットカードが使えなくなり、ATMから現金を引き出そうにも人々が殺到し、わずかな現金を手にすることすら困難な状況に。おまけに預金のカットまで計画されているそうです。いずれ将来私たちにも同じような事態が訪れるかもしれないと、強い関心を持って事態の推移を眺めています。

それにしても不思議なのは、ギリシャ経済危機がもう5年近く続いているというのに、人々がなぜこのような危機的状況を予測していなかったのかということです。準備する時間は充分にあったろうに、ちょっと理解に苦しみます。少し前のニュースで、当地で高級車が馬鹿売れしていると伝えられましたが、これはお金持ちの防衛手段だったのでしょうが、庶民だって何らかの対応ができたのではないでしょうか。今回の国民投票では財政緊縮削減に多くの人が反対に回りましたが、それで事態が好転するわけでなく、却って日常生活を困難にしかねない選択をなぜしたのか、まったくもって理解できません。何もかもが、不思議です。

ギリシャを舞台にした「その男ゾルバ」という映画がありました。一度観たきりですが、非常に印象深い映画でした。
その中で、ギリシャ人たちの不条理なふるまいに対し、イギリスのインテリ青年が混乱し、振り回されつづけるという、いわば近代と前近代のギャップの描き方が印象的でした。
これって、今行われているEUとギリシャの対立関係そのままじゃないかと、そういうようなことを連想しました。
物語の最後は、ギリシャの男とイギリス青年が、浜辺で仲良くダンスるをするシーンで終わります。
わたしは、「ゾルバ」というと、このシーンを思い浮かべます。
とても素敵な終わり方でした。

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