2014年7月26日土曜日

盛夏到来

いつものコースをウォーキングしていたら、鳩の集団が木の根元でしゃがみ込んでいました。
暑さにやられたせいなのか、身じろぎもせずじっとしている鳩もいます。
わたしと同様、きっと寝不足が祟っているのでしょう。
手に持っていたペットボトルの水が、ほとんどお湯になってしまうほど今日の歩きはハードでした。


今週から始めた土用干し、もう少しで終わりそうです。
特に、この二日続きの猛暑で、一気に仕事が捗りました。
全体の三分の二は完了で、残りは数日中には終わるでしょう。


そういえば、この数日でサルスベリの花が満開になってました。
我が家のゴーヤーも開花しました。
盛夏到来、といったところです。

2014年7月23日水曜日

連休、こまごまと

出不精なものですから、連休はどこにも出かけず雑用に追われてました。

それにしても今年の梅雨は、らしくなかったですね。
いきなり雹が降り、雷がとどろき豪雨になり、最後には台風までやって来ました。
露草の花が似合う、ジメジメとした日本の雨期は一体どこに行ったのやら。


天候の変調は、植物たちにも影響を与えているのかもしれません。
今年はいい梅がなくて、数を揃えるのに難儀しました。
妙な天気が続いたお陰で、梅仕事は例年よりずれ込みました。
昨日ずいぶんと遅れて、やっと梅を干すことが出来、やれやれです。


一方、桃の出来は意外に悪くないのじゃないでしょうか。
いつものスーパーで、よく熟れたのを一箱まとめ買いして、ジャムを作りました。
これは例年より出足が早い。
トータルで4キロの桃を、一気にジャムにしました。
ジャムの甘い香りを嗅いでいると、まさに夏到来という気分になります。


公園を散歩してた折、ミントの茂みを発見しました。
枝の先をちょっと折り、それを鉢に刺してみたところ、ちゃんと根を張りました。
ミントの葉は桃のジャムに添えて食べたいと思います。


2014年7月17日木曜日

夏の身支度


休日のウォーキングは、往路だけで復路はバスや電車を使います。
その日の気分で歩けるまで歩き、疲れたらさっさと引き返すというのが私の流儀。
往復も歩くと、どうしても普段から見慣れた範囲になってしまい、つまらないからです。

ただし、汗をかく夏場は気を遣うことが増えます。
歩き終わってそのまま乗り物に乗ると、周囲に不快感を与えるかもしれないからです。
そのようなわけで、夏のウォーキングにはなくてはならないものがあります。

ひとつは日本手拭い。
首に巻いて、Tシャツの首回りに汗染みを作らないようにするためです。
さらに首筋の土方焼けを防ぐという意味もある。
念のために、予備の手拭いも握りしめて歩きます。
手拭いはタオルと違って、嵩張らず、しかも速乾性に優れているので、私にとっては夏の必需品です。

それから汗臭さを押さえるためにオーデコロンのスプレーも。
清潔感を演出するため、ハーブ系のものを愛用してます。
しかし香りが立つと、逆に不快に感じる人もいるので、つけてるかどうか分からないくらいに控えめにするのが吉かと。

昨今はおじさんというだけでも疎まれます。
加えて汗まみれで臭いとなると総スカン(笑。
過度に清潔な国では、なにかと暮らし辛いものです。

2014年7月12日土曜日

我が家の地震対策


いま、防災対策の見直しに取り組んでいるところです。
東京で暮らし始めて以来、自分では真剣に取り組んできたつもりでしたが、首都直下型地震の切迫度からするとまだまだ甘いと反省したからです。
我が家での対策は長年、「いずれやって来るかもしれない」地震を想定したものでした。
しかし、3.11以降の劇的な国土の変化によって、特に太平洋沿岸では、「今この瞬間に起きる」地震を想定した対策が必要になりました。
想定を超えた巨大地震を念頭に、出来ることはすべてやっておこうと考えてます。

最初に手をつけたのが、家具の転倒防止策です。
従前は天井と家具を市販のつっかい棒で支えてましたが、思いのほか効果が期待できないことが判明。
何しろ上下を点で支えているだけなので、想像もつかない加速度をともなう横揺れには文字通り、屁の突っ張りにもならない。

そこで考えたのが、発泡スチロールの箱と板を天井一杯に詰め込んで、横揺れに対する抵抗を増やすという方法。
スチロール板の厚みを多めにとって、そこに箱を力任せに押し込むという要領で、かなりの重労働となりました。
これならばタンスが横に移動することはあっても、転倒する危険は少ないのではないかと思います。
最悪、睡眠中に揺れ初めてから目を覚まし、さらに防御態勢に入るまでの、わずかな時間稼ぎにはなるでしょう。

神戸の震災では、タンスの引き出しや大型テレビが真横に吹っ飛んだといいますから、決して安心できませんが・・・。
しかし室内で負傷する確率を、数%でも下げることが出来るならそれで可としましょう。

ついでにただの空箱にしておくのは勿体ないので、箱に非常食や備蓄品を入れることにします。
政府は一人一週間分の食料を推奨してますが、実際に箱詰めしてみると、一人分がちょうど大型の箱一個分になりました。
加えて水や非常用の燃料なども充実させなくてはならず、すべて準備し終えるにはかなりの手間がかかりそうです。

先日読んだ本では、20年以内に確実に巨大地震が襲うとありました。
これは交通事故に遭遇する確率より高いらしい。
明け方、久し振りに携帯の緊急地震警報が鳴り響き、そのまま眠れなくてこのブログを書きました。

2014年7月7日月曜日

休日は慌ただしい

週末に食材を買い込んで、保存食を作るのが習慣になっています。
たいていの場合、スーパーに行って季節の特売品やお見切り品なんかを出たとこ勝負で買い集め、家に戻ってからネットで検索するなどして料理を考えます。
あるときは散々な料理になったり、時折やたらに美味いものが出来たりと、いろいろと刺激があって飽きません。


今週作ったのは、スジ肉の煮込み。
いつも手に入るとは限らないので、運良く出会ったらまとめ買いして作ります。
調理はちょっと手間ですが、安くて栄養価が高いのでうちの定番です。


同時並行して作ったのがトマトソース。
夏はトマトソースを使う料理が俄然増えますからね。
スジ肉のアクを取りながら、もう一方でトマトの鍋をかき回す。
コンロの熱気で汗びっしょりになります。


それが終わると、梅仕事。
良い梅がなくて諦めていたところで、最後っ屁のような梅を見つけたのです。
すでに季節外れという気もしますが、大玉で傷も少なかったので思い切って手を出しました。
結果は正解、良い梅干しが出来そうです。

一連の作業が終わるころには、はや夕方になってました。
毎度のことなので慣れっこですが、いつもながらの慌ただしい休日でした。

2014年7月1日火曜日

「コーヒーをめぐる冒険」



「コーヒーをめぐる冒険」を観ました。

ベルリンに暮らす、ごく普通の青年の、アクシデントに満ちた一日を描いた映画です。
主人公は怠惰で気弱、しかし困っている人には親切にしたいと思っている青年。
彼は自らトラブルの種を播くタイプではないのに、ちょっとした手違いのような、些細なことから厄介ごとを引き寄せます。
学生でなく、かといって仕事もせず、もちろんお金はなく、ましてや何かを成し遂げたいという野望もない。
そういうないない尽くしで宙ぶらりんの青年には、小さなトラブルでもけっこう堪えますよね。
ただの映画とはいえ、出来の悪い学生だった自分を見ているようで、私にとっても少々辛かったです。

しかし決して嫌いな映画じゃありません。
たとえ不条理な事態に直面しようと、限りなく誠実でありたいというメッセージが伝わりました。
語りかけてくる人々の声に耳を傾け、共感し、自分の持ち合わせる精一杯の言葉で気持ちを伝えようとする青年の姿に、もう一度あのような年代を生きてみたいと思いました。

映画の後半、バーで語りかける老人の思い出話があるのですが、おそらくナチス時代に起きた「水晶の夜」の出来事なんでしょう。
その場面まで来て気がつきました。
映画の主人公は、青年とともに、ベルリンの街そのものだったのです。

そしてベルリンのモノクロームの風景から、さらにもうひとつの懐かしい映画、ヴェンダースの「ベルリン・天使の詩」を思い出しました。
壁のあった頃のベルリンと、壁のない自由なベルリン。
両方の映画で見事な対比になっていました。

「コーヒーをめぐる冒険」という邦題は、安直な捻りでなんだかなあと思いますが、映画そのものは良かった。
機会があればまた観たいと思わせる映画でした。