
ただ最近、少し酒に弱くなってきたようだ。以前だったら食後にも酒を飲みながら、深夜過ぎまでビデオを観るのが楽しみだったのに、いまではそんな芸当が出来なくなっている。それに貴重な時間を毎晩酔っぱらって過ごすのも、ちょっとまずいのではないかという反省の気分。そこで、この1ヶ月ほど前から食事中の酒を減らすことを試みている。
今までならば、食事の開始とともにビールをグイッとひと飲みして、「お疲れさん!」の気分を味わっていたが、これを冷えたミネラルウォーターに置き換えた。そして、そのあとにワインを出して本格的に食事を始めるのだが、そこでもミネラルウォーターを出来るだけ引っぱり、もう我慢ならんというところでやっとワインを口にする。そして最後に、締めのもう一杯というところでも、ワインの代わりに水を飲んでご馳走さまをする。
まあなんと言うか水浸しの食事だけど、実際にやってみると酒浸しの食事である必要はなかったんだと気がついた。つまり惰性で酒量が増えていただけで、毎晩酔っぱらっているうちに鈍感になっていたということ。おかげで就寝前にたくさん本が読めるようになって、新鮮な充実感を味わっている。
ミネラルウォーターは、炭酸の刺激の強いものを選んだ。酒の刺激を、炭酸の刺激に置き換えて、無理なく節酒できるように工夫したのである。それ自体が味わって飲んでも美味しい水なので、早朝の起き抜け時に飲むとすっきりと目が覚める。いっそのこと、そのまま朝のランニングに出れば素晴らしいのだが、そこまで頑張るとかえって健康に悪いような気もするのである。