2013年9月16日月曜日
ミルの掃除
胡椒挽きというのは、毎日使うものだから上等なものになさい、というアドバイスを忠実に守って、おフランス製の分不相応に高価な胡椒挽きを買った。
ところが、やっぱり毎日欠かさず使うんですね。
和洋中、肉はもちろん野菜料理にでも、特に近年風土が熱帯化してしまったせいか、なんにでも胡椒を使います。
そして結婚以来ずっと使い続けて、ん十年、もう十分に元を取ったかなと思った矢先、急に胡椒が挽けなくなってしまいました。
さすがに刃が寿命かと思ったものの、単に捨てるのは勿体ないから、だめもとで胡椒挽きを分解してみました。
意外にも刃の摩耗ではなく、蒸気や油と混じった胡椒の粉が、刃の溝に堅く付着し、胡椒粒を噛砕けなくなっていたのが原因です。
ならば話は簡単、熱湯で汚れを軟らかくし、ブラシでしっかり磨き上げるとすっかり元の状態に戻りました。
たぶんこれ、掃除さえ怠らなければ、個人の寿命を遙かに超えて使えるのでしょう。
真相は知りませんが、自動車のクラッチと同じ加工をした金属部材を使っているので、よそと比べて刃が丈夫なんだという話を聞いたことがありました。
新品同様の切れ味に戻ったミルを回してると、そう思わざるを得ないような説得力を感じます。
調子に乗って、同様に年季の入ったごま挽きもバラして掃除しました。
そうしたら案の定、こちらもゴマの粉が内部で固着。
元通りに戻って、妙に愛着が湧いてきました。
2013年9月14日土曜日
読書の秋近し
漢字の書き取りをやっているうちに、語源を調べることが多くなりました。
むろん国語辞典では間に合わないので、漢和辞典で調べます。
使っているのは「新字源」という、その方面では定番の辞書なのですが、しかし腑に落ちない記述が多くてストレスが溜まる。
お茶を濁すというか、すっきりと論旨がつながりません。
それもそのはず、漢字研究の大本にあたる「説文解字」に資料的不備があって、解釈上の難点が指摘されているという。
昔から気になっていた本がありました。
白川静を読めと、誰かがしきりに耳元で囁き続けます。
漢字の書き取りが目的だったのに、なんでそんなマニアックなことをしなくてはならないのか。
わたしの理性が、冷静に反論します。
ならば最初に範囲を決めて、その中で楽しめばいいと考えて入手したのが白川静の「常用字解」。
中高生から使えるようにという配慮で、わかりやすく記述されているのが特徴ですが、内容的に落ちるものではなく、大人でも充分に読み応えがあります。
「新字源」の解説とは真っ向から対立する部分が多く、さり気ない記述にも熱い学者魂を感じる。
おかげで漢字の勉強をしている時間が楽しくてしようがありません。
抽象的な記号に過ぎなかった文字に、歴史や感情が吹き込まれ、紙の上の記号があたかも意志を獲得したように、ふっと立ち上がる瞬間がある。
ちょうど立体眼鏡で写真を覗き込んで、ハッとする感動です。
こうなるともう止まらない(笑。
次から次と、読むべき本のリストが長くなります。
もうすぐ読書の秋。
2013年9月7日土曜日
今年の新色
空き箱が出たので、さっそく素人工作に励みました。
工作と言っても、骨組みを丈夫に組み直し、ヤスリを掛けて塗装するだけの単純なお仕事。
厄介なのは色決めだったことは、去年と同じです。
色を決める場合は、常にグレーを意識します。
グレーが映える色、グレーに生かされる色。
様々なグレーを思い浮かべ、そのグレーに合いそうな色を探します。
もちろん色の面積も重要。
しかし、いろいろと考える割には、いつも凡庸で無難な色に落ち着く。
たまに冒険することもあるが、それはあとで必ず後悔する。
しょせんは道具なんだから、普段は決して出しゃばらず、必要になったときには、小さく手を挙げて待っている、その程度の配色で満足すべきだと思う。
新旧(左右)の作品を並べて記念撮影。
一緒にテーブルで使うことが多いことから、色が喧嘩しないようにしました。
実際の色は、もっと地味でグレー気味です。
先頃ピンクのクルマが出ましたが、はじめて見たときはぎょっとしました。
我の強そうなフロントマスクに、それでいてどことなく意志の曖昧な形。
でありながら、ガワはピンク。
私が保守的で、目立つのが嫌いな性格だからでしょうが、あの体積でああいった派手な色では、気持ちが不安定になる。
運転に集中できずに、事故を起こしそうです。
もちろん、こういうクルマで元気が出て、毎日が充実するなら充分ありなんですけどね。
人生、イロイロです。
2013年8月31日土曜日
ことばの海に顔だけつける
8月も終わりですが、今月は我ながらよく勉強しました(笑。
それというのも、あまりの暑さで遊びに出るより、むしろ家にいたほうが楽だったから。
もっと率直に言うと、年のせいかあまりに暑くて遊びに出かける元気がなかっただけなんですけどね。
で、漢字のお勉強が毎日の楽しみになってしまったというわけです。
今日も早起きをして、午前中を漢字のトレーニングに費やしました。
漢字の書き取りをして、隣に開いている辞典で意味や用法をチェック。
該当箇所だけでなくその前後左右も、更に連想的にほかの語句も探して読む。
これだけの作業ですが、意外に暑さや時間を忘れて没頭できます。
私たちはみな、言葉の大海原を泳いでいるようなものです。
普段は海の存在すら忘れ、何かの切っ掛けがない限り、海の中を覗くことはありません。
しかし、海に体を沈めて中の景色を眺めると、地上とはまったく別の豊穣な世界が広がっているのに気づきます。
私自身はまだ、海面に少し顔をつけただけで、いまだ潜るには至ってませんが、いつかは自在に言葉の海を泳ぎ回りたいです。
国語辞典に興味がわいて、「学校では教えてくれない!国語辞典の遊びかた」という本を読みました。
軽いタイトルですが、想像よりずっと内容の濃い、国語辞典のガイドブックです。
国語辞典をクルマや鞄に喩えて、用途に合わせて数種類を使い回すのがいいというアドバイスが新鮮でした。
うちの書棚には大辞林と広辞苑、岩国と用字辞典、それと古語辞典を並べてますが、これまで一番使ってたのは用字辞典で、普段はインターネットで済ませるというお粗末さ。
原因のひとつには、細かい文字を読むのが辛くなり、辞書を引く作業が億劫になってしまったのです。
潔く反省して、自分にあった辞書を真剣に探しましょう。
それというのも、あまりの暑さで遊びに出るより、むしろ家にいたほうが楽だったから。
もっと率直に言うと、年のせいかあまりに暑くて遊びに出かける元気がなかっただけなんですけどね。
で、漢字のお勉強が毎日の楽しみになってしまったというわけです。
今日も早起きをして、午前中を漢字のトレーニングに費やしました。
漢字の書き取りをして、隣に開いている辞典で意味や用法をチェック。
該当箇所だけでなくその前後左右も、更に連想的にほかの語句も探して読む。
これだけの作業ですが、意外に暑さや時間を忘れて没頭できます。
私たちはみな、言葉の大海原を泳いでいるようなものです。
普段は海の存在すら忘れ、何かの切っ掛けがない限り、海の中を覗くことはありません。
しかし、海に体を沈めて中の景色を眺めると、地上とはまったく別の豊穣な世界が広がっているのに気づきます。
私自身はまだ、海面に少し顔をつけただけで、いまだ潜るには至ってませんが、いつかは自在に言葉の海を泳ぎ回りたいです。
国語辞典に興味がわいて、「学校では教えてくれない!国語辞典の遊びかた」という本を読みました。
軽いタイトルですが、想像よりずっと内容の濃い、国語辞典のガイドブックです。
国語辞典をクルマや鞄に喩えて、用途に合わせて数種類を使い回すのがいいというアドバイスが新鮮でした。
うちの書棚には大辞林と広辞苑、岩国と用字辞典、それと古語辞典を並べてますが、これまで一番使ってたのは用字辞典で、普段はインターネットで済ませるというお粗末さ。
原因のひとつには、細かい文字を読むのが辛くなり、辞書を引く作業が億劫になってしまったのです。
潔く反省して、自分にあった辞書を真剣に探しましょう。
2013年8月26日月曜日
けさの収穫
今年のゴーヤー、順調に収穫中。
みどりより、白いほうが美味しく感じます。
見た目も涼しいですし。
ほっと一息つく一日でした。30℃を下回ったのですね。
先月から毎晩エアコンをつけてましたが、昨夜は久しぶりに運転休止。
おまけに肌寒くなって、窓を閉めて休みました。
おかげで、ぐっすりと眠れました。
今月の電力消費量、174kWh。これまでの地道な節電が、猛暑で相殺されました。
そして電気料金が\4569。震災の年もほぼ同じ消費量でしたが、料金の値上げで2割近く増えてます。
もっとも電気料金以上に、ビールの消費量の方が家計的には痛い夏でした。
普段はそれほど飲まないですが、今年は本当にビールをよく飲んでます。
これが猛暑効果というやつですね。
2013年8月25日日曜日
しゅつ・そん?
先日来の漢字練習ですが、相変わらず続けています。
毎日30分程度なので、それほど進展はしませんが、逆に続けるにはちょうど良いペースです。
練習を始めてから、思わぬ効果に気づきました。
字の意味をひとつひとつ辞書で確認しながら進めているのですが、その作業を通じて、自分がどれほど文脈に依存し、いかに曖昧に言葉を使っていたかを痛感しました。
自分の守備範囲にある言葉ならば、もちろん正確な意味を知った上で使いますが、それ以外の言葉になると大まかな定義すらたよりない状態です。
知っている言葉と知らない言葉の中間に、その輪郭の曖昧な、しかも用法すら不安定な言葉が膨大に存在する。
この事実は、私にはかなりショックでした。
これが契機となって、辞書を頻繁に引き、丁寧に読み込むようになりました。
字が書けるかどうかより、漢字の本来の意味やその変化について意識を向けてます。
恥ずかしいことに、私はこれまで国語の勉強を満足にしたことがありませんでした。
教科としての国語が苦手だったのではなく、逆にむしろ勉強する必要がなかったことが災いしたようです。
これからは外国語を学習するのと同じ心構えで、気持ちを入替えて日本語に接しようと思います。
もはや手遅れでしょうが、しないよりはずっといいですしね。
亡き父は、いつも広辞苑を手元に置いて仕事をしていました。
子供の頃は、そんな父に漢字の読みや意味をよく尋ねたものです。
ちょうど電子辞書代わりのように。
父への最後の質問を、不思議とはっきりと覚えてます。
「これ、なんて読むの。しゅつ・そん?」
「そうやない。しゅつ・えん。」
「ぎ・えん・きんの、えんやな。」
父の遺した最新版の広辞苑を読んでいると、所々に赤鉛筆の薄い傍線を発見します。
記憶が怪しくなっていたのでしょうか、意外と簡単な言葉に引いています。
毎日30分程度なので、それほど進展はしませんが、逆に続けるにはちょうど良いペースです。
練習を始めてから、思わぬ効果に気づきました。
字の意味をひとつひとつ辞書で確認しながら進めているのですが、その作業を通じて、自分がどれほど文脈に依存し、いかに曖昧に言葉を使っていたかを痛感しました。
自分の守備範囲にある言葉ならば、もちろん正確な意味を知った上で使いますが、それ以外の言葉になると大まかな定義すらたよりない状態です。
知っている言葉と知らない言葉の中間に、その輪郭の曖昧な、しかも用法すら不安定な言葉が膨大に存在する。
この事実は、私にはかなりショックでした。
これが契機となって、辞書を頻繁に引き、丁寧に読み込むようになりました。
字が書けるかどうかより、漢字の本来の意味やその変化について意識を向けてます。
恥ずかしいことに、私はこれまで国語の勉強を満足にしたことがありませんでした。
教科としての国語が苦手だったのではなく、逆にむしろ勉強する必要がなかったことが災いしたようです。
これからは外国語を学習するのと同じ心構えで、気持ちを入替えて日本語に接しようと思います。
もはや手遅れでしょうが、しないよりはずっといいですしね。
亡き父は、いつも広辞苑を手元に置いて仕事をしていました。
子供の頃は、そんな父に漢字の読みや意味をよく尋ねたものです。
ちょうど電子辞書代わりのように。
父への最後の質問を、不思議とはっきりと覚えてます。
「これ、なんて読むの。しゅつ・そん?」
「そうやない。しゅつ・えん。」
「ぎ・えん・きんの、えんやな。」
父の遺した最新版の広辞苑を読んでいると、所々に赤鉛筆の薄い傍線を発見します。
記憶が怪しくなっていたのでしょうか、意外と簡単な言葉に引いています。
2013年8月19日月曜日
日曜のジャム
こんな天気なのに、やだなーと思いながら、日曜の昼下がりにジャムを煮ました。
午前中はウォーキング、そのあと昼ご飯を食べてから取りかかったので、作業中は眠気と疲れと暑さとの戦いです。
キッチンは風通し良いけど、コンロの熱気が加わって猛烈に暑い。
調理中は、なにか罰ゲームを受けているような気分でした。
見栄えは悪いが、使うのはいつもの万能フライパン。
鍋でトロトロ煮るより、強火でさっくり作る方が、風味があって美味しく感じるからです。
しかし普通の鍋だと焦げ付いたり、水分の蒸発が遅い。
そういう意味で銅製のなべがもっとも良さそうですが、こっちは上等すぎて手が出ない。
もちろん、ずっと許可申請を出しているのですけどね(笑。
完成の図。ルビー色のかかったジャムになりました。
ざぶざぶと食べるので、砂糖は標準よりずっと控えめです。
出来上がったあと、ソファに寝転んだら、ほっとしてそのままストンと眠りに落ちてしまいました。
2013年8月17日土曜日
おかゆのお昼ごはん
盆休みの時期は、いつも決まって保存食料の入れ替えをしてます。
1週間は救援がなくても、何とか頑張れる程度の量です。
理想を言うと、これで本当に1週間我慢できるか、実際にやってみる必要がありますが、なかなかそこまで真剣になれません。
せいぜい食べて、備蓄に使えるかどうか確認し、新しい食料と入れ替えるだけ。
備蓄している品々は、すべて大型の茶箱に入れ、普段は寝室のサイドテーブルとして利用してます。
今日のお昼ごはんは、備蓄のパックに入った冷えたおかゆ。
食欲がないので、こういうものの方がかえって嬉しく感じられる。
自家製の梅干しと糠漬けで美味しくいただきました。
真冬にこれだと、こんな食事はちょっと辛いかもしれません。
先日、いきなり携帯の地震警報が鳴り響き、あまりに警戒地域が広くて、一瞬呆然としました。
身構えた体勢のまま、NHKを確認したら、なんと暢気に高校野球を続けている。
その光景に、何があったのかと我が目を疑いました。
十数年前に、この土地で多くの犠牲者を出し、つい2年前にも東北の大震災を見ているにもかかわらず、警報そっちのけで遊んでいるのですから。
常々思うのですが、日本のスポーツ団体というのは、非常識がまかり通るところが多い。
警報どおりに大地震が来たら、どう責任をとるつもりだったのか、、、と言ってもきっと何も考えていなかったのだろう。
気象庁は誤報だったことを謝っていたが、本来警報は外れて当然なんだから、まったくその必要はなかった。
陳謝すべきは、弛みきった姿勢の高野連だったはずです。
このところ地震について気になるニュースが増えてきました。
きのうもニュージーランドで比較的大きな地震があった。
今度はこちらに巡ってくるのじゃないかと、気になって仕方ない。
しかも今年は記録的な猛暑です。
次に来る大地震は、文字通り日本の屋台骨を壊す。今は地震に対し、誰もが最大限の関心を払うべき時じゃないだろうか。
2013年8月14日水曜日
バジルのソースを作る
ネットで捜し物をしていたら、とてもセンスのいいビデオ映像を見つけました。
バジルのペーストを作っているのですが、もう見ているだけでおなかが空きます。
幸いベランダには材料がふんだんに生えてるし、パルミジャーノは冷凍庫に固まりで眠ってます。
レシピは適当。極めていい加減。作りながら足したり引いたりすればいいじゃありませんか。
ビデオの中でやってたように、包丁だけで刻んで作る方がおいしそうに思ったのですが、夜も更けて時間がないので、今回はすり鉢でやります。
ニンニクと葉っぱは粗みじんに下拵えして、堅い順にすり潰していくだけ。
塩とオイルを少しずつ足しながら、何度が味見をして完成です。
パルミジャーノは、混ぜずに仕上がり直前に、料理にざっくりと掛けます。
バジルの量は20グラム程度でしたが、結局10人前くらいのペーストが出来ました。
パスタはたまたま切らしていたので、ニョッキに絡めて食べました。慌てて食べたので写真を撮るのを忘れた。
作りたては、どんなに下手くそでもおいしいものです。
ちなみに使ったすり鉢は、イケアの非常にリーズナブルな商品。
もっぱら香辛料を擦るために買ったのですが、意外に用途が広くて重宝してます。
2013年8月13日火曜日
桃の屁理屈
今年もやってきました。桃の季節!
2年前よりは高くなったとはいえ、やっぱり今年も安い。
一箱大玉15個入り、千円でおつりが戻ってきました。
これをフクシマ・ディスカウントと呼ばずして何と言う。
根拠のないプレミアムのついた商品を買うのはばかばかしいけど、
風評によるディカウントを見送るのは、もっとばかばかしくて勿体ない。
強欲なプレミアムや残念なディスカウントのついた商品は、特に一般消費者向けのものに目立ちます。
「情報の非対称性」ということばがありますが、これがもたらす価格の歪みを冷静に評価して、上手な買い物が出来る消費者になりたいものです。
桃は熟し切っていないので、しばらく箱のまま部屋に置いて追熟させます。
なんてったって、家の中は高温多湿の室のような状態。
週末にはいい具合になっていることでしょう。
----------------------------------
自分が頓珍漢なことを言ってないかと、ほかの人たちの意見を探してみると、同じことを書いている方がおりました。
そんな考え方もありとして、さらに考えを進めると、わたしは過去2年の経験をもとに、価格の歪みを過剰に評価しているのではと思い至りました。
つまり、世間がこの歪みを織り込みつつあるとするなら、現在の値付けは妥当なのかもしれない。
とすれば、まだまだ美味しくて安い桃が、これから続々と市場に出てくるかもしれないということです。
ただし、人間の恐怖心というものは保守的に作用するので、一旦植え付けられたイメージは、そう簡単になくなりはしない気も。
じゃあ安いのか普通なのか、いったいどっちなんだと(笑。
理屈を捏ねだしたらきりがありませんね。
2013年8月11日日曜日
ニンテンドーで過ごす盆休み
いやまったくもう、尋常じゃない暑さが続きます。例年なら昼間でもエアコンなしで快適に過ごしているのですが・・・、リビングの温度計はなんと35度を指していました。
こんな状況では何もやる気が起きないので、もっぱらゲーム機で単純作業に励んでます。
とりあえず先月から始めた英単語と、新たに追加した漢字の書き取り練習。
英語もあやふやですが、それ以上に漢字を忘れることが多くなったので、この機会に記憶の棚卸しをしておこうと思ったのです。
今回、漢字の書き取りのため、ゲームソフトのほかに画面の大きいゲーム機も調達しました。たとえば「ソウウツ」なんていう画数の多い字は、大画面じゃないと書くのが大変ですから。
で、実際に書き取りをやってみると、やはりというか、当たり前に読んでるくせに、意外に簡単な漢字が書けなかったりします。おまけに、たとえ書けても、書き順が極めて怪しい字を多数発見。
年をとるに従い、体力ばかりでなく知力的にも、日頃から小まめな手入れが必要になるようです。
改めて思いましたが、携帯用ゲーム機は学習するのにぴったりの道具です。パソコンと違い、時や場所を選ばす、スイッチを入れれば直ぐに使えて、ちょっとした空き時間に手短に勉強できるというのが素晴らしい。それに学習者を飽きさせない、様々な工夫が詰まってます。
ゲーム機がスマホに押されて売れないと聞きますが、社会の高齢化にあわせて生涯教育用に特化すれば、まだまだ捨てたものじゃないでしょう。
今回入手したゲーム機ですが、意外にもデザインが良かった。
これまで使ってたのは、いかにもオモチャという雰囲気がありましたが、今度のはスタイリッシュな高級電子文具という感じです。
おまけにカメラや辞書を備えているし、ウェブブラウザも閲覧できる。
しかし、これで電話がついていたら、ほとんどスマホですね。
性能的には限られてますが、文字主体のサイトを見るには特段の不都合もないブラウザ。
これだけ充実してながら、手軽に入手できるのですから、盆休みにどこにも行く予定のない向きに、学習ソフトと併せて一押しでオススメしたいところです。
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40年近く前の頃だが、日本で最初に発売されたパソコンで、戦争ゲームを楽しんでいたときがあった。パソコンゲームと言っても今のような動画を楽しむものでなく、むしろ将棋ゲームに近い戦略ゲームと言ったようなものだ。ゲームの内容は、歴史上実際にあった有名な戦争を下敷きに、プレイヤーがどうや...